メンバー奥野さんの新著紹介

プロジェクト・メンバーの奥野克巳さんが本を出版されましたのでご紹介いたします。
奥野克巳編著(2011)『人と動物、駆け引きの民族誌』はる書房.

人と動物、駆け引きの民族誌

内容:世界各地で、動物たちがどのように扱われ、どういう存在として捉えられ、人との間でどのような関係が築かれてきたのか。
本書は、文化人類学の研究者たち が、「駆け引き」に焦点をあてながら、ボルネオ島の狩猟民社会、ニューギニア島、コモロ諸島、ラオスの農耕民社会、新疆、エチオピアの牧畜民社会および現代日本 の実験室における人と動物の関わりを、緻密な民族誌のなかに浮かび上がらせる。





目次:
序(奥野克巳)
第1部 人と野生動物  第1章 密林の交渉譜:ボルネオ島プナンの人、動物、カミの駆け引き(奥野克巳)  第2章 狩猟と「男らしさ」と「森の小人」:パプアニューギニア、アンガティーヤでの人間ー動物関係の一断面(吉田匡興)
第2部 人と儀礼動物  第3章 いたぶる供犠:ラオスの農耕民カントゥとスイギュウの駆け引き(西本太)  第4章 幸運を呼び寄せる:セテルにみる人畜関係の論理(シンジルト)
第3部 人と飼育動物  第5章 牛を喰い、牛と遊び、妖怪牛にとり憑かれる:コモロにおける牛と人間の「駆け引き」について(花渕馨也)  第6章 ウシの名を呼ぶ:南部エチオピアの牧畜民社会ボラナにおける人と家畜の駆け引き(田川玄)
第4部 人と実験動物  第7章 エピクロスの末裔たち:実験動物と研究者の「駆け引き」について(池田光穂)


奥野さんの個人ホームページはこちらから。

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