Logie Seman氏講演会/和歌山研修会
場所:和歌山県有田郡有田川町清水~大字上湯川一帯
日時:2010年10月7日(木)~8日(金)
2010年10月7日から8日にかけて、和歌山県有田川町にて、ロギー・スマン氏講演会およびフィールド・トリップが実施されました。その際、京都大学フィールド科学教育研究センターの和歌山研究林の施設を利用させていただき、大変充実した2日間を送ることができました。
まず、10月7日は、夕刻からロギー氏による講演が行われました。約1時間半にわたる講演会でしたが、政府高官による表面的な話とは異なり、森林調査官として現場を歩き続けたロギー氏ならではの経験をもとにした、非常に興味深いエピソードの数々を聞くことができ、活発な議論を交わすことができました。ロギー氏の講演要旨については
別のページで紹介しております。
夕食後は、大竹氏によるビデオ上映が行われました。ビデオは2010年8月に実施したサラワクでの予備調査を映したものが中心でした。ファイル数が膨大なため、一部をピックアップしたダイジェスト版でしたが、予備調査に参加したメンバー自身の解説付きで、参加できなかったメンバーにも調査地の様子をイメージしやすく、認識の共有に有効でした。
10月8日の午前中は、京大の研究林に隣接した場所で、「大江林業」による伐採作業を見学しました。急峻な山の尾根と谷を縫うように縦横に張り巡らせたケーブルを利用して、伐採した木材を集積する技術には、ロギー氏を含めメンバー全員が感心しました。また、作業員の方から技術面の話や苦労話なども聞かせていただけたことは大きな収穫でした。
2010年10月8日石川基盤S和歌山研修会にて 架線を使った伐採材集積作業を見学
正午過ぎには、京大研究林の施設に戻り、教育研究棟(J -Pod)で持参した弁当で昼食をとりつつ、メンバーの徳地さんから、研究林での活動内容に関するレクチャーを受けました。昼食後は、研究林内を移動しながら、調査サイトで研究内容の説明や、研究林内の植生等についての説明を、各担当者から受けることができました。最後に、研究林から竜神スカイラインへと抜け、尾根筋より研究林一帯を眺望してから散会となりました。
ロギー・スマン氏講演会の詳細につきましては
こちらをご覧ください。