奥野 克巳氏の新著「人と動物の人類学」のご紹介
プロジェクト・メンバーの奥野克巳さんが新著を出版されましたのでご紹介いたします。
奥野克巳・山口未花子・近藤祉秋(編)(2012)
『人と動物の人類学:シリーズ 来るべき人類学5』春風社
内容:
こんなに深くて広い、人と動物の関係!
ヘラジカと話す男、ゴリラに「なる」人間、
狩猟者に身を捧げたウサギ…。
ヴィヴェイロス・デ・カストロ、
ティム・インゴルド、
フィリップ・デスコーラを補助線にして
ペットや家畜としてだけでない、
多様な人と動物の関係を探る。
目次:
第Ⅰ部 「行為主体性」
1章 「動物と話す人々」山口未花子
2章 「告げ口をするブタオザル」奥野克巳
第Ⅱ部 「分離不能性」
3章 「西欧におけるハイブリッドとしての怪物」松平俊久
4章 「『人間ゴリラ』と『ゴリラ人間』」大石高典
5章 「生きているマンダラ」石倉敏明
第Ⅲ部 「境界性」
6章 「隠岐島のばける蛇」近藤祉秋
7章 「野生動物とのつきあい方」池田光穂
第IV部 「越境性」
8章 「共存を可能にする〈境界〉の再生産」目黒紀夫
9章 「隔離された越境性の再検討」西﨑伸子
10章 「動物にひそむ贈与」ポール・ナダスディ