2012年度全体集会 2013年1月26-27日 Posted on 2013/01/30 by nakane 2012年度全体集会 2013年1月26-27日(土・日) 場所:京都大学東南アジア研究所 2012年度の年度末の前に全体集会を開催いたしました。 プロジェクトのメンバー各自がそれぞれの研究発表を行い、またそれと同時にこれまでの成果の整理と今後の可能性並びに向き合うべき課題についても十分な時間を取って議論を行いました。 2013年度の本プロジェクト全体の課題と各自の調査における課題が、議論を通じてようやく輪郭を持った形で見え始めてきました。 結果として非常に有意義な2日間となりました。 プログラムは以下の通りです。 講演者・テーマ 一日目(1/26) 石川 登 「基盤S全体集会(これまでのまとめ)」 杉原 薫 「熱帯バイオマス社会の基本構造――4つの動機をめぐって」 市川 昌広 「ビントゥル市の発展史」 太田 淳 「西カリマンタンにおける内陸支配と貿易の変容――1820-1850年代」 小林 篤史 「20世紀前半のサラワクにおける法制度改革・信用の改善・貿易成長」 津上 誠 「Asapのカヤン系諸民族――リロケーション(1998)後の生存戦略」 奥野 克巳 「『狩猟採集民プナン』再検討に向けて」 石川 登 「アブラヤシ小農と生態保全の融合モデル」 –<懇親会>– 二日目(1/27) 石川 登 「Smallholder’s Oilpalm Cultivation with High Quality Nature Matrices 」 Jason Hon 「Diversity of wildlife inside an oil palm plantation-forest mosaics in Bintulu, Sarawak, Malaysia: A preliminary assessment of camera trapping activity」 祖田 亮次/加藤 裕美 「ビントゥル・トゥバオにおけるアブラヤシ小農栽培の動向――小農‐企業関係、 RSPO認証、都市‐農村関係」 加藤 裕美/鮫島 弘光 「異なるランドスケープにおける人々の狩猟活動」 鮫島 弘光/Jason Hon/小泉 都/Malcom Demies 「Anap-Muput森林管理区の生物多様性:①樹木バイオマス②樹木多様性③哺乳類多様 性」 生方 史数 「サラワクのアブラヤシ生産における企業と小農――費用と収益の分析から」 定道 有頂 「アブラヤシ栽培の温室効果ガス排出量の分析――小農とプランテーション」 藤田 素子 「ツバメ養殖ハウスのアナツバメの採餌特性」 市川 哲 「近年のサラワクにおけるツバメの巣ビジネスとその特徴――自然環境利用と高級食材 交易」 佐久間 香子 「(人類学的に)ツバメの巣の何が面白いのか?――バラム河流域およびムルを事例 に」 甲山 治 「河川流出・大気陸面」 福島 慶太郎/徳地 直子/鮫島 弘光/甲山 治 「Kemena, Tatau流域の水質――2011, 2012年の結果からと2013年の課題」 –<総合討論>–