プロジェクト・メンバー研究会
2013年4月12日(金)
場所:京都大学 東南アジア研究所
本年度は、河川の水質研究・流況研究と、流域社会の生業研究・移動研究などをむすびつけるために、魚類生態学的研究と河川地形学的な研究を進めていくことになりました。
また、植生研究についても、これまで行ってきた択伐地区での調査に加えて、集落の保存林・二次林での調査を行うことで、流域社会の生業活動とどのような相互関係を持っているのかを明らかにしていきます。これらの研究を進めるために、新たなメンバーに加わっていただきました。
研究会では、各新メンバーに、これまでに行ってきたことを紹介していただくと同時に、サラワクにおいて共同研究を進めるための具体的な方法やスケジュールについて、メンバー間で検討しました。今回ご発表いただいたのは、以下の方々です。
講演者・テーマ
竹内 やよい 氏(国立環境学研究所)
「プラウが景観レベルでの生物多様性に果たす役割」
メンバーからの質問に答える竹内氏
鹿野 雄一 氏(九州大学)
「東南アジアおよびサラワクの淡水魚相」
豊富な写真資料を使って魚類と河川の関係を披露する鹿野氏
目代 邦康 氏(自然保護助成基金)
「サラワクの河川と地形:これまでの調査(2010/2, 2012/2, 2013/3)の感想と今後の展望」
地形学の視点からサラワクの河川の特徴をメンバーに解説する目代氏