藤田 幸一(ふじた こういち)

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所属部門:統合地域研究研究部門

職  名:教授

専門分野:農業経済学、地域研究

E-Mail:kfujita [at] cseas.kyoto-u.ac.jp

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研究関心:

  1. 南アジアの人口・資源・環境
  2. ゾミアに関する共同研究
  3. ミャンマーの農業・農村開発

研究概要:

    インド・タミルナードゥ 州農村にて、政府の雇用保障プログラムで雇われた女性(2010年1月) ①南アジア: パンジャーブ、タミルナードゥ、ビハール、バングラデシュを主な対象として、各地域の固有の農村社会経済変動の現状と将来見通しを調査研究し、統合的な理解に達する。

    ②ゾミア: 中国・雲南省から東南アジア大陸部の北を通ってインド北東部ないしバングラデシュ・チッタゴン丘陵に至る山岳地位に住む少数民族の社会経済動態を、特に中国やインドの影響力の増大傾向との関連で解明する。

    ③ミャンマー: 民主化後のミャンマーの農業・農村社会経済動態を明らかにし、政策提言に結び付ける。

著  書:

著者名 タイトル 年月
Koichi Fujita Agriculture and Rural Development Strategy in Myanmar: With a Focus on the Rice Sector 2016
The Myanmar Economy: Its Past, Presenat and Prospects, Konosuke Odaka, Springer, :97-129
Koichi Fujita, Makoto Inoue, Ikuko Okamoto, Hnin Yu Lwin, Ei Ei Swe Hlaing Final Report: Towards Agriculture and Rural Development in Myanmar 2015
JICA
Koichi Fujita and Keiko Sato Microfinance, Risk-taking Behaviour and Rural Livelihood 2014
SHGs for Poverty Alleviation? Insights from a Tamil Nadu Village under Rapid Economic Development, pp.69-85
藤田幸一・佐藤慶子 新興アジアの貧困削減と制度 2014
インドにおけるマイクロファイナンス―高度経済成長下のその実態、役割、および限界,pp.165-186
藤田幸一 アジア新・新興国戦略 2013
バングラデシュ政治・経済の現状と投資環境、政策動向, pp. 22-47

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論  文:

著者名 タイトル 年月
翟亜蕾・藤田幸一 ミャンマー・コーカン自治区における麻薬代替開発と農村の社会経済変容―サトウキビ契約栽培導入のインパクトを中心に 2016
アジア経済,57巻1号
Koichi Fujita Growth and Stagnation of Agriculture in Eastern India and Bangladesh 2013
The Brown Journal of World Affairs, pp. 179-190
藤田幸一
(M. ジェガディーサン)
ティルプルの出稼ぎ労働者 2012
アジ研ワールドトレンド, 212号, pp. 23-26

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研究プロジェクト :

研究プロジェクト名
[助成機関]
研究代表者 期間
南アジア農業・農村の新段階—土地・労働の流動化を軸としたダイナミズムの総合的研究
基盤研究(A)
藤田 幸一 2016 - 2020
研究概要
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中印文明の邂逅は何をもたらすか―「ゾミア」の社会経済変容を中心とする予備的研究
挑戦的萌芽研究
藤田 幸一 2015 - 2016
研究概要
[ Read More ]
東南アジアの次世代型成長メカニズムの萌芽とその政治経済学的課題
基盤研究(B)
三重野 文晴 2013 - 2016
研究概要
 ASEAN の先発諸国では、輸出工業化による成長が相当の成功を収める一方で、そのメカニズムに限界が現れつつある。その中で、労働・人口面の構成の変化、資本・金融面の余剰化を背景に、消費・投資の循環のあり方が再編される契機が生じている。生まれうる新しいメカニズムは、この地域で次世代の成長を担う可能性のある環境整合型技術発展と関係を持つであろうし、その結果生じる社会的利害対立の調整の問題と、整合的でな [ Read More ]

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