中西 嘉宏 (なかにし よしひろ)

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所属部門:政治経済相関研究部門

職  名:准教授

専門分野:地域研究,比較政治学,ミャンマー政治研究

E-Mail:nakayosi [at] cseas.kyoto-u.ac.jp

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研究関心:

  1. ミャンマーの政軍関係と紛争の歴史
  2. 移行期ミャンマーにおける政党組織の変容
  3. 東南アジアの安全保障問題

研究概要:

    太平洋戦争後の東南アジア政治史を俯瞰するとき、ミャンマーの政治発展は極めて例外的な経路をたどってきたことがわかる。例えば、1962年から2011年まで続いた長期にわたる独裁的な軍事政権、1948年の独立以来続いている国内武装勢力の存在、といったものである。このミャンマーの政治発展を実証的に明らかにするとともに、そうした歴史的文脈のもとで現在同国で起きている体制移行の趨勢を推測することが目下の研究課題である。加えて、ミャンマーが国際的に開かれるについて国際政治の影響が大きくなっているため、特に安全保障面に焦点を当てて、同国の外交政策を規定する戦略思考のあり方を検討している。

著  書:

著者名 タイトル 年月
中西嘉宏 民政移管後のミャンマーにおける新しい政治ー大統領・議会・国軍ー 2015
ポスト軍政のミャンマーー改革の実像ー. 工藤年博編. 千葉:日本貿易振興機構・アジア経済研究所
Koo Boo Teik, Vedi Hadiz and Yoshihiro Nakanishi eds., Between Dissent and Power: The Transformation of Islamic Politics in the Middle East and Asia. 2010
Palgrave: xi+282

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論  文:

著者名 タイトル 年月
中西嘉宏 戦略的依存からバランス志向へ-ミャンマー外交と対中国関係の現在 2015
『国際問題』 38-47頁
中西嘉宏 軍と政治的自由化-ミャンマーにおける軍事政権の『終焉』をめぐって- 2014
『比較政治学会年報』 16号
中西嘉宏 パーリア国家の自己改革―ミャンマーの外交「正常化」と米国,中国との関係 2014
『国際政治』177号、84-97頁

研究プロジェクト :

研究プロジェクト名
[助成機関]
研究代表者 期間
体制移行期ミャンマーにおける国軍の組織的利益の研究
若手研究(B)
中西 嘉宏 2014 - 2016
研究概要
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