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「新しい東南アジアを見る、学ぶ、食べる」(土屋健治追悼イベント)4月5日

2014/04/05 @ 10:00 AM - 5:00 PM

tsuchiya_Japanese_flyer

*このイベントは日本語で行われます。映画は上映につきましては、ドキュメンタリー映画「デレクとガレン」は英語字幕がつき、日イ合作の特撮ヒーロー番組「ガルーダの戦士 ビマ」は日本語字幕のみつきます。

日時:2014年4月5日午前10時〜午後5時半
場所:京都大学東南アジア研究所稲盛財団記念館3階中会議室、大会議室
URL: https://www.facebook.com/CommemoratingTsuchiyaKenji
入場無料

主催:土屋健治追悼記念イベント実行委員会
共催:
京都大学東南アジア研究所
インドネシア留学生協会(PPI)京都・滋賀支部
ASAFAS(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
協力:
国際交流基金ジャカルタ日本文化センター
伊藤忠インドネシア
 


パンフレット

 
概要:
このイベントは、「見る、学ぶ、食べる」をキーワードとして、3つの空間、「映像空間、学術空間、祝祭空間」を設け、一般の方々や日本に住む東南アジアの方々にも楽しんでもらえるイベントである。「映像空間」では山形映画祭に出品されたインドネシアのドキュメンタリー映画「デレクとガレン」、日イ合作の特撮ヒーロー番組「ガルーダの戦士 ビマ」の2本を上映する。「学術空間」では、「東南アジア研究の新風景」と題したシンポジウムを開催し、21世紀を迎えた東南アジアの共同性、絆、文化の消費をめぐって気鋭の研究者が議論する。「祝祭空間」では、東南アジア各地の新風景の展示、東南アジア料理のブースを設けるほか、ジャワの芸能のパフォーマンスも行う。本イベントは、京都大学東南アジア研究センター(当時)の教授であった土屋健治氏を追悼する第二回目のイベントである。
 

土屋健治略歴
1942年信州松本市に生まれる。松本深志高校から東京大学へ入学。衛藤瀋吉・永積昭らに師事して東南アジア研究を志す。東大大学院からインドネシアのガジャマダ大学へ留学。帰国後、千葉大学を経て1974年京都大学東南アジア研究センターへ移り、以後ジャワの政治思想や文化を中心とするインドネシア研究に生涯を捧げる。斬新な構想と精緻な分析のみならず、現地の人々と社会への深い愛情、独特の格調高い文体などから「土屋アジア学」とも称される個性的な学の体系を構築し、国際的に活躍した。
主著に『インドネシア民族主義研究―タマンシスワの成立と展開』(創文社、1982年)、『カルティニの風景』(めこん、1991年)、『インドネシア―思想の系譜』(勁草書房、1994年)など。
また、大阪外国語大学・インドネシア大学・京都大学などで教鞭をとり、多くの後進を情熱的に育てた。1995年、52才の若さで惜しまれながら病没。翌年、土屋を慕う国内外の人々の手で878頁に及ぶ追悼集『時間の束をひもといて』が刊行された。2009年には第1回の追悼シンポジウムも開かれている。
 

「新しい東南アジアを見る、学ぶ、食べる」(土屋健治追悼イベント) 報告

20140405_img02.jpg2014年4月5日、「『新しい東南アジアを見る、学ぶ、食べる』(土屋健治追悼イベント)」が東南アジア研究所稲盛財団記念館3階のすべての会議室を貸しきって行われた。参加者は総勢150名で大盛況であった。
このイベントは、19年前に逝去された土屋先生ファンが集って開催した二度目のイベントである。
今回は、21世紀に入って大きな変容を遂げつつある東南アジアについて、「映像空間」、「祝祭空間」、「学術空間」といった3つの空間を設け、さまざまな角度から理解してもらうことを目的とした。

 

20140405_img01「映像空間」では、インドネシア発の特撮ヒーロー番組「ガルーダの戦士 ビマ」、ドキュメンタリー映画「デノクとガレン」を上映した。「ビマ」では、柏村氏が弁士としてユーモアを交えて解説をした。「祝祭空間」では、短編のドキュメンタリー「エピック・ジャワ」が流れるなか、フィリピン、タイ、ミャンマー、インドネシアの方たちが素晴らしい料理を振る舞ってくれた。また、ジャワの芸能グループ「ハナ・ジョス」が日本語入りで素晴らしい影絵芝居を見せてくれた。「学術空間」では、押川典昭氏が土屋学を振り返った後、小林知、見市建、坂川直也の三氏が新たな東南アジアに関してさまざまな角度から論じてくれた。
午前10時から午後5時半までの長丁場であったが、飽きることなく楽しめたという意見が多く聞かれ大成功であった。土屋夫人、息子の健一郎さん他、親族の方々、さらにはベネディクト・アンダーソン氏も来てくれ、楽しんでくれていた。

(文責 岡本 正明)


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詳細

日付:
2014/04/05
時間:
10:00 AM - 5:00 PM
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