海外連絡事務所 ジャカルタ

ジャカルタ連絡事務所

ジャカルタ連絡事務所と京都大学及び慶応大学を結んでの遠隔講義の様子

ジャカルタ連絡事務所と京都大学及び慶応大学を結んでの遠隔講義の様子

インドネシア国土地理院での地図資料の収集現場

インドネシア国土地理院での地図資料の収集現場

第9回京都大学東南アジアフォーラムの様子(2012年1月28日 インドネシア東カリマンタン)

第9回京都大学東南アジアフォーラムの様子(2012年1月28日 インドネシア東カリマンタン)

 ジャカルタ連絡事務所は、1970年10月に、ジャカルタのクバヨラン・バルのラジャサ通りに非公式に開設され、1973年に運営経費が国の予算として認められて正式な開設の運びとなりました。その後、一度ジャカルタのメンテン地区で開設されたことを除けば、一貫してクバヨラン・バル地区内に事務所を構えてきました。

 東南アジア研究センター(当時)では、1983年度に「東南アジア諸国現代政治・社会動向分析のための地域資料緊急整備5カ年計画」が発足し、東南アジア諸語の資料収集を開始しました。ジャカルタ連絡事務所は、この計画の一環として、インドネシア語やジャワ語などの現地の言語で書かれた資料およびオランダ語の資料、さらに統計類の収集を開始しました。図書資料を中心とした情報収集は、今日でも、ジャカルタ連絡事務所の重要な業務となっています。

 ジャカルタ連絡事務所は、開設以来、東南アジア研究所とインドネシア各地の大学等研究機関との共同研究の円滑化を図ってきました。それは、1968年より始まっていた、インドネシア科学院(LIPI)傘下のLEKNAS(社会経済研究所)と共同で実施されていた南スマトラ州経済調査を皮切りとしました。東南アジア研究所は、その後、ハサヌディン大学、ボゴール農業大学、インドネシア国立国土地理調査機構、パジャジャラン大学、アンダラス大学、チュンダラワシ大学、国立イスラーム大学、スルタン・アグン・ティルタ大学、リアウ代がうゴロンタロ大学などと研究交流協定を結び、また科研プロジェクトなどでその他の研究機関とも共同研究を実施しています。さらに、バンドゥン工業大学やガジャマダ大学などとの間の大学間協定締結にも東南アジア研究所は重要な役割を演じました。これらの活動の円滑な推進のため、ジャカルタ連絡事務所が大いに活用されています。

 ジャカルタ連絡事務所はまた、東南アジア研究所のみならず、京都大学の他の部局や国内の他の研究機関のインドネシアにおける研究や教育の支援もおこなっています。具体的には、これら研究機関が調査許可を取得するための支援や、インドネシアから日本への留学生や研究者の派遣に対する情報提供、インドネシアの教育機関による日本側との共同研究への助言などです。また、東南アジア研究所が進める慶応大学およびアジア諸国との遠隔講義においてもジャカルタ連絡事務所はその拠点となっています。さらに、ジャカルタ連絡事務所は、京都大学がインドネシア京大同窓会(HAKU)と共同で毎年各地で開催する京都大学東南アジアフォーラムをサポートしてきました。近年は、インドネシアにとどまらず、東南アジア島嶼部の全体を視野に入れた研究交流を推進し、各地との連携を強化する拠点としても役割を果たしています。

 

所在地

Jl. Kartanegara No. 38, Kebayoran Baru, Jakarta Selatan, Jakarta 12180, Indonesia
電話 +62-21-7262619
Fax +62-21-7248584

 

アクセス

スカルノ・ハッタ空港より

【タクシー利用:はじめての方】

 空港建物を出る前に、タクシーカウンターで行き先を告げて、チケットを購入します。この場合、Golden Bird, Silver BirdかBlue Birdを指定します。外に出て、それぞれののスタンドに行けば、係の人がチケットを切ってくれます。価格と車両、安全度はGolden, Silver, Blueの順です。事務所までの道が難しいので、運転手には「Kebayoran BaruのJalan Senopati」と言います。「Pacific Place(ショッピングモール)の方」というのもよいです。Jalan Senopatiに入ると、右手に大きな鳥の彫像が2羽あるケーキ屋があります。その次の三叉路を右折しJalan Kartanegaraに入り1つ目の曲がり角(200m位)を越えたところの左手にあります(角から2軒目)。

 

【タクシー利用:何度も訪れている方】

 チケットを買わずに、空港建物の外に出て、タクシースタンドに並ぶ。3回ほど、高速道路の料金所を通過します。運転手によっては立て替えておいてくれるが、その都度、支払う方が後でもめなくてよいです。Golden Birdタクシーは、安全だが台数が少ないため、相当、待たされることがあります。その場合は、上手に値切って、白タクを使うのも一考に値します。

【バス利用】

 白い車体に青字で「DAMRI」と書かれているものを探します。「BLOK M」行きのものに乗る。Blok Mでは、パサラヤ前の地下ターミナルに着くので、初めてでない場合には、その直前のクバヨラン・バルのバス停で降車して、バジャイ(輪タク)に乗り継ぎます。初めての場合は、ターミナルまで乗車して、地上に上がり、ホテル・アンバラHotel Ambharaの脇に停まっているバジャイを利用します。

 


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