1998年に始まったインドネシアの民主化がどのように地方で定着し始めているのか、その功罪について論じた書籍。バンテンという地方を取り上げ、暴力集団が政治権力を握りつつも、徐々に変容を遂げていき、そのことが地域の市民社会運動の台頭につながっていることを明らかにしている。個人的エピソードも数多く盛り込まれている。