令和2年度 (FY2020) 年次成果報告会


2020年度の共同利用・共同研究拠点「東南アジア国際共同研究拠点」の年次研究成果発表会を下記の要領で実施いたします。

令和2年度(FY2020)東南アジア研究所共同利用・共同研究拠点
「東南アジア研究の国際共同研究拠点」年次研究成果発表会

1) 研究成果オンデマンド配信
期間
2021年2月10日~2月28日

2) Zoomによるオンライン報告会
日時
2021年2月16日(火) 16:35~18:00(タイプ6)
2021年2月17日(水) 13:00~17:00(タイプ1、2、3、4)

上記の1) および2) への参加には、事前申込が必要です

オンデマンド閲覧およびZoomのURL情報は、差出人 noreply[at]cseas.kyoto-u.ac.jp よりメール送信させていただきます。
よろしくお願いいたします。※[at]は@です。

プログラム:

2021年2月16日(火) Zoomによるオンライン報告会

タイプ6(若手育成型個別課題研究)研究成果報告会(Zoomによるオンライン報告)
(各演題 発表20分、質疑5分)

16:35-16:40 開会・趣旨説明 小泉順子(京都大学東南アジア地域研究研究所)

16:40-17:05 代表:阿由葉大生(東京大学・大学院総合文化研究科)
「インドネシアの保健政策における統治性の問題」

17:05-17:30 代表:亀山隆彦(龍谷大学・世界仏教文化研究センター)
「在バンコクベトナム寺院漢喃経典を用いた近代東南アジア大乗仏教の批判的考察」

17:30-17:55 代表:金悠進(国立民族学博物館)
「『ワールドミュージック』のなかのインドネシア音楽──日本の音楽評論家たちの言説分析」

17:55-18:30 質疑応答

 

2021年2月17日(水) Zoomによるオンライン報告会

13:00 開会 小泉順子(京都大学東南アジア地域研究研究所)

13:00-13:05 所長挨拶 速水洋子(京都大学東南アジア地域研究研究所)

13:05-13:10 拠点の状況報告 小泉順子(京都大学東南アジア地域研究研究所)

第1部 今年度の公募共同研究実施に関する意見交換会
司会:小林篤史(京都大学東南アジア地域研究研究所)
    小川まり子(京都大学東南アジア地域研究研究所)
    小林知(京都大学東南アジア地域研究研究所)

タイプ1~4の研究代表者(ご都合の悪い場合は代理の方)に、新型コロナ禍の中、今年度の研究活動を進めてきた上で、どのような問題があったか、またそれに対してどのような工夫をおこなったかなどについて、それぞれ約2分のご発言をいただきます。

13:10-
終了課題Ⅰ-1 代表:横山智 ・名古屋大学大学院環境学研究科
「東南アジア大陸部における発酵食文化の位置づけに関する総合的・通地域的研究」

終了課題Ⅰ-2 代表:御田成顕・国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
「熱帯泥炭火災に寄与する消防インフラストラクチャーの解明」

継続課題Ⅰ-1 代表:Piyada Chonlaworn・天理大学国際学部
「タイの博物館からみた国家像と国民像―マイノリティーに着目する」

終了課題Ⅱ-1 代表:百村帝彦・九州大学熱帯農学研究センター
「東南アジア農山漁村における生態資源利用の歴史的展開と今日的意義―カンボジア・ポーサットにおける事例研究」

終了課題Ⅲ-1 代表:菅谷成子・愛媛大学法文学部
「資料分析に基づいたスペイン植民地期フィリピン社会経済に関する基礎研究」

13:20-
継続課題Ⅲ 代表:和田理寛・神田外語大学
「ミャンマーの地方社会および少数民族による刊行物の収集と出版状況の分析―草の根多元主義を考える」

終了課題Ⅳ-1 代表:伊賀司・京都大学東南アジア地域研究研究所
「東南アジアの選挙監視と政治体制に関する比較研究」

終了課題Ⅳ-2 代表:柿崎一郎・横浜市立大学国際教養学部
「近代東南アジアの社会経済的変容とコミュニケーション技術の発展」

終了課題Ⅳ-3 代表:池田一人・大阪大学大学院言語文化研究科
「イスラーム受容体としての東南アジア―上座部仏教社会におけるムスリム共生の歴史学的・人類学的研究」

終了課題Ⅳ-4 代表:青山和佳・東京大学東洋文化研究所
「人間の回復と地域社会の再生のための開発実践考―フィリピン・ ダバオ市の有機農園を対象とした予備的考察」

13:30-
終了課題Ⅳ-5 代表:王柳蘭・同志社大学グローバル地域文化学部
「移民・難民の表象分析と多様なアクターによる映像実践―アジア・アフリカにおける比較研究」

終了課題Ⅳ-6 代表:丸井雅子・上智大学総合グローバル学部
「世界遺産アンコールをめぐるグローバル規範再考―地域情報学による在来知の発掘」

終了課題Ⅳ-7 代表:堀江未央・岐阜大学地域科学部
「移動者がホームにもたらすもの―中国と東南アジアにおける人口移動と送り出し社会の変容」

終了課題Ⅳ-8 代表:内藤直樹・徳島大学大学院社会産業理工学研究部
「東-東南アジアにおける世界農業遺産登録地域の生態学的および歴史的な特性に関する比較研究―国家・市場経済・.生態系」

終了課題Ⅳ-9 代表:竜野真維・京都大学大学院医学研究科
「インドネシア小規模金採掘実施地域でみられる乳幼児の異常における水銀中毒の影響」

13:40-
継続課題Ⅳ-1 代表:木場紗綾・公立小松大学国際文化交流学部
「パラミリタリー組織の人権侵害に対する監視メカニズム」

継続課題Ⅳ-2 代表:新井健一郎・亜細亜大学都市創造学部
「ジャカルタ大都市圏の広域人口動態分析に向けたマクロ・ミクロの融合的研究」

継続課題Ⅳ-3 代表:藤枝絢子・京都精華大学人文学部
「東南アジア地域研究における学際連携の創発要因と波及の分析」

継続課題Ⅳ-4 代表:直井里予・京都大学東南アジア地域研究研究所
「タイ残留日本人のライフヒストリーからみる日タイ関係の戦後史―ビジュアルアーカイブと聞き取り調査等による複合的研究」

継続課題Ⅳ-5  代表:黄潔・愛知大学国際中国学研究センター
「東南アジア民間信仰論の新たな展開に向けて―森幹男とアヌマンラーチャトンの研究成果の価値の再発見」

13:50-
継続課題Ⅳ-6 代表:渡辺長・帝京科学大学医療科学部
「タイ東北部の伝統的ケアの変容―高齢者ケアを担う家族に対する質的研究」

継続課題Ⅳ-7 代表:大野俊・清泉女子大学文学部
「新型コロナウイルス感染拡大に伴うケアの意識・実践の変容―日本定住外国人介護・看護労働者に焦点をあてて」

継続課題Ⅳ-8 代表:西村謙一・大阪大学国際教育交流センター
「インドネシアおよびフィリピンの地方自治に関する住民意識の分析」

継続課題Ⅳ-9 代表:細淵倫子・京都大学東南アジア地域研究研究所
「泥炭荒廃地における援助と住民組織化に関する基礎的研究」

14:10-15:00- ディスカッション
コメント:
    山崎渉(京都大学東南アジア地域研究研究所)
    マリオ ロペズ(京都大学東南アジア地域研究研究所)
    坂本龍太(京都大学東南アジア地域研究研究所)

第2部 総合討論
15:30-17:00 IPCRおよび東南アジア地域研究研究所の活動に関する意見交換
司会:大野美紀子(京都大学東南アジア地域研究研究所)

登壇者(50音順):
    御田成顕(国立研究開発機構 森林研究・整備機構 森林総合研究所)
    柿崎一郎(横浜市立大学国際教養学部)
    内藤直樹(徳島大学大学院社会産業理工学研究部)
    町北朋洋(京都大学東南アジア地域研究研究所)
    丸井雅子(上智大学総合グローバル学部)
    横山智(名古屋大学大学院環境学研究科)