プロジェクトについて

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プログラムの概要

21世紀人類社会の成長を支え、グローバルな喫緊諸課題に取り組むために、日ASEAN協働を通して、異分野・異業種の国際的な人材が集う超学際学術の分野・領域を超えて多様な知識を結集し、産学官民が幅広く連携することにより、諸問題の解決を図ること。21世紀の社会に見られる複雑多岐にわたる問題を解決し、持続可能な共生社会を実現していくためには、超学際的な視点による複合的な対応が必要である。(トランス・ディシプリナリー)コミュニティを形成し、自然と社会の多様性に立脚した生存基盤研究に取り組みます。

目的

21世紀に入り、地球環境の劣化、経済格差と貧困の拡大、文化・宗教摩擦、高齢化と社会福祉負担の増大、感染症、自然災害等、人類社会の持続性を脅かす問題が噴出しています。これら諸問題は相互に関連しており、個別の問題への対症療法には限界があります。私たちは、20世紀の人類社会の発展を支えた豊富な資源と安定した自然環境や単一の国家を単位とした政策などを前提とする社会発展を再考すべき時であると考えています。私たちが取り組んできた「生存基盤研究」では、21世紀の人類社会が協力して取り組むべき社会発展のかたちを探求してきました。その結果として、東南アジア社会は、20世紀型の社会発展に対応しつつも、バランスあるハイブリッド成長、レジリアンスとやわらかな統治、互恵互助の柔構造社会、環境・資源の循環利用に支えられた多元共生自然と社会の多様性のもとで、生産性や効率重視の価値観の一元的追及ではない、一定の発展を維持しつつ、さまざまな差異ある主体が、それぞれの個性や能力をもって、矛盾や対立を調整しつつ共生する原理を指している。本事業では、特に東南アジア社会を特徴づける、発展バランスあるハイブリッド成長、レジリアンスとやわらかな統治、互助互恵の柔構造社会、環境資源の循環利用などによる、多元的な要素の共存共生を指しており、自然の要素を取り入れていることに特色がある。を併存させ、多民族・多宗教の共生や柔軟な平和構築、経済格差を克服する経済発展を実現してきたことを明らかにしました。多元共生自然と社会の多様性のもとで、生産性や効率重視の価値観の一元的追及ではない、一定の発展を維持しつつ、さまざまな差異ある主体が、それぞれの個性や能力をもって、矛盾や対立を調整しつつ共生する原理を指している。本事業では、特に東南アジア社会を特徴づける、発展バランスあるハイブリッド成長、レジリアンスとやわらかな統治、互助互恵の柔構造社会、環境資源の循環利用などによる、多元的な要素の共存共生を指しており、自然の要素を取り入れていることに特色がある。は、日ASEANの今後の政治・経済パートナーシップのみならず、課題先進国であるわが国の新たな成長経路を考えるうえでも基本原理であると私たちは考えます。

本事業では、東南アジア研究者や科学技術研究者に加えて、日ASEANを中心とする政策担当者や民間のオピニオンリーダー等、異分野・異業種の人材が集う超学際(トランス・ディシプリナリー)コミュニティを組織的に形成し、生存基盤研究を推進することにより、政治経済におけるわが国と東南アジアのパートナーシップを下支えする学術・市民ネットワークの強化に寄与することを目指します。さらに、その成果を日ASEAN発のグローバル生存基盤イニシアティブとして、世界のさまざまなステークホルダーに対して情報技術を駆使して発信し、世界諸地域の歴史・文化・社会的基盤と自然環境の多様性に立脚した人類社会の発展を構想します。

取組

日ASEANの政策提言や制度設計、市民社会の安寧に資するために超学際生存基盤研究を推進します。具体的には、バランスあるハイブリッド成長を実現するための経済戦略、レジリアントでやわらかな統治に依拠する公共圏と互恵互助の柔構造社会をもつ親密圏が支えるケア社会戦略、環境・資源の循環利用を促進する自然資源管理戦略に取り組んでいきます。

「ASEAN研究プラットフォーム」を設置し、学術研究と社会、政府と市民社会を有機的に接合する超学際研究を推進するために、東南アジア研究者、科学技術研究者と日ASEANの政策・ビジネスコミュニティの諸力を結集する協働研究体制の構築を目指します。

「グローカル情報ネットワーク」を設置し、20世紀の社会発展が生み出した諸問題のグローバル規模での解決に資するために、超学際研究の成果を日ASEAN発の生存基盤イニシアティブとして国際的に発信し、他地域の生存基盤との相互参照、相互検証とICT化に対応したサイバー空間情報の積極的活用と応用により21世紀の人類社会が共有する多元共生自然と社会の多様性のもとで、生産性や効率重視の価値観の一元的追及ではない、一定の発展を維持しつつ、さまざまな差異ある主体が、それぞれの個性や能力をもって、矛盾や対立を調整しつつ共生する原理を指している。本事業では、特に東南アジア社会を特徴づける、発展バランスあるハイブリッド成長、レジリアンスとやわらかな統治、互助互恵の柔構造社会、環境資源の循環利用などによる、多元的な要素の共存共生を指しており、自然の要素を取り入れていることに特色がある。モデルとして強化していきます。

次世代の超学際・統合型研究者を育成するために、国際公募により国内外の優秀な若手研究者を選抜し、超学際生存基盤研究への参画を通して、自らのイニシアティブのもとでの研究推進や国際ワークショップの企画・運営を奨励し、日本、東南アジア、欧米を中心とする若手研究者の頭脳循環を積極的に推進していきます。