日時:2017年10月22日(日)― 31日(火)
場所:東南アジア地域研究研究所 図書室、稲盛財団記念館 情報処理室、共同棟4階セミナー室 等
テーマ:マレーシア地方大学・研究機関における学術情報基盤環境の構築・整備への支援
趣旨:図書館情報学の研究者や技術者をマレーシア各地方から招聘する。参加者は、京都大学東南アジア地域研究研究所における学術情報基盤構築スキームを研修し、また連携する各研究機関にて視察および実習を行う。我が国の技術協力のもと、当該国で立ち後れている学術情報基盤の構築・整備方法を習得し、自国にて実践応用することが目的である。
プログラム:
10月22日(京都大学)
・午前:関西国際空港到着、京都へ移動。京都大学東南アジア地域研究研究所において、オリエンテーション。
10月23日(京都大学)
・京都大学東南アジア地域研究研究所図書室にて、大野美紀子助教による「日本・東南アジアにおける学術情報基盤環境の比較」講義を受講し、東南アジア諸語資料所蔵とそのデジタル化等の活用状況を視察
10月24日(国立国会図書館関西館)
・国立国会図書館関西館にて障害者サービス施設・自動書庫設備を視察し、同アジア情報課においてアジア地域資料収集について研修。
10月25日(京都大学)
・国立情報学研究所講師によるNACSIS-CAT総合目録データベース及びJAIRO構築・運用状況の視察
10月26日(京都大学)
・午前:京都大学東南アジア地域研究研究所地図室にて、東南アジア地図資料と同研究所開発の非文字資料・パーリ文字資料アーカイブズデータベースである「地図データベース」構築とタイ「三印法典データベース」の運用状況について研修。
・午後:東京大学経済学資料室小島浩之講師による資料保存実習。
10月27日
・午前:京都大学東南アジア地域研究研究所情報処理室にて木谷公哉助教による「東南アジア逐次刊行物データベース構築スキーム」を受講し、Web font実装多言語データベース構築について研修。
・午後:京都大学附属図書館にて、ラーニンゴコモンズ・メディアコモンズ等利用者サービス施設、及びリポジトリ「紅」構築・運用状況を視察。
10月28日(立命館大学・国立民族学博物館)
・午前:立命館大学OIC図書館で市民開放型大学図書館運用状況を視察
・午後:国立民族学博物館でMuseum-Library-Archives(MLA連携)運用とデジタルコンテンツ利・活用状況の視察
10月29日
・成果報告会準備
10月30日
・成果報告会(関係各機関研究者・専門家による講評と意見交換)