日時:2018年2月10日(土)13:00-17:00
場所:京都大学東南アジア地域研究研究所 稲盛財団記念館2階213号室(セミナー室)
https://ciras.cseas.kyoto-u.ac.jp/access/
趣旨:
装いは、価値観や信念、思想、規範など、目には見えないものを映し出す鏡である。その時々のファッション(流行の装い)に目を向けたとき、我々は、それぞれの時代の人々が、どのような美意識を持ち、何を大切にしていたのか、そして、どのような枠組みの中に生きていたのか、その一端を知ることができる。本ワークショップでは、現代のイスラーム圏における複数の事例を通して、装いから何が見えてくるのか、「現代」「イスラーム」という共通項がどのような意味をもつのかを検討していく。
プログラム:
司会:村上薫(アジア経済研究所)
13:00-13:10 趣旨説明 帯谷知可(京都大学)
13:10-14:00 報告1
後藤絵美(東京大学)「ニカーブをまとうまで―現代イスラームにおける「自己選択」の諸相」
14:00-14:50 報告2
帯谷知可「ルモルとヒジョブの境界―社会主義的世俗主義を経たイスラーム・ヴェール問題」
14:50-15:00 コーヒーブレイク
15:00-15:50 報告3
野中葉(慶応大学)「インドネシアにおけるハラール化粧品の隆盛と女性たちの美意識」
15:50-16:10 コメント
粕谷元(日本大学)
和崎聖日(中部大学)
16:10-17:00 ディスカッション
主催:
*京都大学東南アジア地域研究研究所CIRAS共同利用共同研究・個別ユニット「社会主義を経たイスラーム地域のジェンダー・家族・モダニティ」(代表:帯谷知可)
*新学術領域研究「グローバル関係学」(グローバル秩序の溶解と新しい危機を超えて―関係性中心の融合型人文社会科学の確立)B01「規範とアイデンティティ」(代表:酒井啓子)
*CIRAS環太平洋研究ハブ形成拠点
共催:
*CIRAS共同利用共同研究・複合ユニット「秩序再編の地域連関」(代表:村上勇介)
*同個別ユニット「体制転換過程の比較研究」(代表:末近浩太、村上勇介)