石本恭子 | 京都大学 東南アジア地域研究研究所

石本 恭子

i.yasu cseas.kyoto-u.ac.jp

部門・職位

環境共生研究部門 連携准教授

専門

高齢看護学

研究分野 / キーワード

・フレイルと介護予防に関する研究





研究概要

フレイルと介護予防に関する研究

筋力、バランス能力、活動性、認知機能など、加齢に伴う種々の機能低下(予備力の低下)により、健康に関する種々の脆弱性が増加した状態のことを「フレイル」と呼ぶ。本研究の目的は、高齢者の虚弱性を示す「フレイル」について、サルコペニア、転倒リスクとの関連を示し、フレイル予防のためのケアモデルを開発することにある。具体的には、有料老人ホーム入居高齢者を対象に、1.フレイルの頻度を示し、2.フレイルと非フレイルの高齢者において、筋量・筋力低下を示すサルコペニア、運動器疾患との関連を示すロコモ、転倒リスクスコアのそれぞれの評価指標の違い示し、フレイルの身体的特性を明らかにする。3.フレイル発生と日常生活機能、要介護度・ケアサービス等の変化を縦断的に評価し、生活機能に応じた個別性のあるフレイル予防のためのケアモデルを、高齢者・施設職員・研究者とが協働し開発する。高齢化が進む本邦において、新たな介護・サービスの在り方を提唱するという点で、社会的意義は非常に高いと思われる。なお、その成果還元については、本邦にとどまらず、同じく高齢化が進行しつつある諸外国への提唱・実施も視野に入れている。

外部資金獲得(日本学術振興会・科学研究補助金)

種別 テーマ 期間 代表/分担
基盤研究(B) 地域に根ざした介護予防プログラムの構築―日タイ比較研究から実践的介入への挑戦 2019 – 2023 分担
基盤研究(C) 地域におけるアドバンス・ケア・プランニングの実証的研究 2019 – 2022 分担
基盤研究(C) 精神的・社会的要素を含めたフレイル評価指標の開発 2019 – 2021 代表
基盤研究(C) 育児中の在日ブラジル女性の災害時支援ー異文化ケアモデルの構築ー 2016 – 2018 分担
基盤研究(C) アジア地域における高齢者のフレイルに関する複合的研究 2016 – 2018 分担
若手研究(B) フレイルの実態と予防に関する研究・ケア付き老人ホーム入居者のケアモデルを目指して 2015 – 2018 代表