中西 嘉宏
nakayosi cseas.kyoto-u.ac.jp
部門・職位
政治経済共生研究部門 准教授
専門
地域研究,比較政治学,ミャンマー政治研究
研究分野 / キーワード
・ミャンマーにおける政軍関係
・北部ラカイン州危機と反動メカニズムの研究
・東南アジアにおける「弱い国家」の変容
最近の活動:
2021.03.15 ブックトーク・オン・アジア:No.5 谷口美代子『平和構築を支援する―ミンダナオ紛争と和平への道』(名古屋大学出版会、2020年)
2021.02.24 ブックトーク・オン・アジア:No.4 水野 広祐『インドネシアのムシャワラー労使紛争処理と行動主義の源流』(京都大学学術出版会、2020年)
2021.02.10 ブックトーク・オン・アジア:No.3 佐藤若菜『衣装と生きる女性たち―ミャオ族の物質文化と母娘関係』(京都大学学術出版会、2020年)
2021.01.29 ブックトーク・オン・アジア:No.2 佐久間香子『ボルネオ 森と人の関係誌』(春風社、2020年)
2021.01.13 ブックトーク・オン・アジア:No.1 倉沢愛子『インドネシア大虐殺―二つのクーデターと史上最大級の惨劇』(中公新書、2020年)『楽園の島と忘れられたジェノサイドーバリに眠る狂気の記憶をめぐって』(千倉書房、2020年)
研究概要
ミャンマーにおける政軍関係 |
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この研究は、移行期にあるミャンマーの政治と国軍との関係について考察するものである。現在のミャンマー政治は国家権力が文民政府と国軍によって共有/分断されている状態である。両者のバランスは極めて脆弱で、同国の政治状況に大きな影響を与える。 |
北部ラカイン州危機と反動メカニズムの研究 |
この研究は北部ラカイン州で起きた危機がいかにミャンマー国家と社会に反動を引き起こしているのか、そのメカニズムを考察するものである。他の分野の研究者とともに共同研究として進めて、当該危機に対して両極化した国際、国内状況を総合的に理解することを目指している。 |
東南アジアにおける「弱い国家」の変容 |
この研究は東南アジアにおける「弱い国家」が、現在の不確実な国際、国内状況に対してどのように対応しようとしているのかを比較検討するものである。民主化への単線的な発展を前提とする移行パラダイムを再検討し、「弱い国家」の内在的な理解を深めることを目指す。 |
外部資金獲得(日本学術振興会・科学研究補助金)
種別 | テーマ | 期間 | 代表/分担 |
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基盤研究(A) | 「体制移行」の比較解剖学:グローバリズム下の社会レジーム再編に関する総合的研究 | 2019 – 2022 | 分担 |
基盤研究(B) | 脱領域化する国際規範・制度と国民国家の反動に関する研究ー北部ラカイン州危機の事例 | 2019 – 2021 | 代表 |
基盤研究(A) | 民主主義体制における少数派排除のグローバル化―アジア・アフリカの比較研究 | 2018 – 2021 | 分担 |
基盤研究(B) | アジアにおける独裁と民主主義の歴史的起源 | 2018 – 2020 | 分担 |
基盤研究(B) | 東南アジアにおける応答性の政治ーアカウンタビリティ改革の導入とポピュリズムの台頭 | 2017 – 2019 | 分担 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化) | 体制移行期ミャンマーにおける国軍の組織的利益の研究(国際共同研究強化) | 2016 – 2018 | 代表 |
基盤研究(B) | 中国一党支配体制の形成と変容:歴史的制度論からの考察 | 2015 – 2017 | 分担 |
基盤研究(B) | 東南アジアにおける政治の民主化と司法化 | 2014 – 2016 | 分担 |
基盤研究(B) | 体制移行期ミャンマーにおける国軍の組織的利益の研究 | 2014 – 2016 | 代表 |
新学術領域研究(研究領域提案型) | 新興国の台頭による世界/地域秩序変容と国家形成・建設の比較研究 | 2013 – 2017 | 分担 |
基盤研究(B) | ミャンマー「開国」と民主化への障害要因に関する総合的研究 | 2013 – 2016 | 分担 |