柴山 守 | 京都大学 東南アジア地域研究研究所

柴山 守

sibayama cseas.kyoto-u.ac.jp

部門・職位

環境共生部門 名誉教授・連携教授

専門

研究分野 / キーワード

東南アジア大陸部における東西回廊



研究概要

東南アジア大陸部における東西回廊

本研究は、東南アジア大陸部の古代・中世の「東西回廊」という視点から、特に6世紀から18世紀に至るミャンマー・タイの古代都市群とそれらの都市間の文化交流・交易ネットワークの歴史的動態について考究する。また、本研究は,これまで明らかにされてこなかった東南アジア大陸部の歴史的な統治や交易路の変遷と統治・宗教・交易ネットワークが明らかになると予想される。具体的には、ミャンマー沿岸部とタイ・チャオプラヤー流域の地域間における関係、およびアンコール期における王道とミャンマー・タイ跨境の関係を既知の考古発掘調査資料や文献、GIS(地理情報システム)分析から得られた仮説にもとづいて遺構・遺物群や地形的特徴の把握から時代毎に推移する「東西回廊」の推定と歴史的動態の解明を試みる。

外部資金獲得(日本学術振興会・科学研究補助金)

種別 テーマ 期間 代表/分担
基盤研究(A) 古代・中世東西回廊-東南アジア大陸部交流網の歴史的動態 2018 – 2021 代表
基盤研究(A) セマンティック・クロノロジー:時間軸に沿った知識の可視化と利用に向けた基盤構築 2015 – 2018 分担
基盤研究(A) 歴史知識情報のオープンデータ化にむけたスキームと情報利活用手法の再構築 2014 – 2018 分担
基盤研究(A) <宗教=社会複合マッピング>からよむ大陸部東南アジア仏教徒社会の動態と変容 2014 – 2017 分担
基盤研究(B) オントロジー指向による考古遺跡情報の知識体系化-東南アジア大陸部を事例に- 2014 – 2018 代表
基盤研究(B) 東北タイ・メコン河中流回廊における多民族文化圏の生活誌 2014 – 2017 分担
基盤研究(B) 古代・中世東西回廊-ミャンマー・タイ跨境における文化交流・交易網の歴史的動態 2014 – 2016 代表
基盤研究(S) マルチアーカイヴァル的手法による在外日本関係史料の調査と研究資源化の研究 2014 – 2018 分担
基盤研究(A) 東アジア域内100年間の紛争・協調の軌跡を非文字史料から読み解く 2013 – 2016 分担
基盤研究(S) 木簡など出土文字資料の資源化のための機能的情報集約と知の結集 2013 – 2017 分担