ユニット活動

学内ユニット

グローバル生存基盤展開ユニット

  本ユニットは、2006年に設立され、分野横断型の研究を展開してきた「生存基盤科学研究ユニット」が発展したもので、本学の7部局(化学研究所、防災研究所、エネルギー理工学研究所、生存圏研究所、東南アジア地域研究研究所、地球環境学堂・学舎、経済研究所)が参画しています。
  現在、非持続的な形で森林伐採、天然資源開発が行われ、地球温暖化が進行するなど、深刻な環境問題が地球規模で進行し、社会的問題のみならず深刻な国際問題も誘発しています。この問題に対応する上で、自然環境、生物圏、人間社会と文明、人間個人、そして物質一般、そのすべてが固有の「寿命」をもつことが、重要な鍵となります。人類が活動を行う限り資源の消費と環境変化(劣化)は避けられないという認識の下で、自然環境、生命、人間社会、物質それぞれの寿命に応じた対応策を統合的かつ整合的に計画・遂行する必要があります。
  本ユニットでは、自然環境、人間社会、生命、物質の各分野における先端研究を推進してきた上記7部局の研究者が、分野横断的な共同研究を通じて、それぞれが対象とする系の寿命がどのような因子で決まっているのかを明らかにし、さらに、対象系の寿命の相対評価(人類のタイムスケールにおける自然環境、物質などの脆弱さの評価)という視点を踏まえて研究成果を統合することで、生存基盤構築の方策を提示しようとしています。

http://iss.iae.kyoto-u.ac.jp/rudgs/

学知創生ユニット

  本ユニットでは、学内附置研究所・センターによる共同研究を通じて、インターネット時代に適応した学術ビッグデータベース(学知創生プラットフォーム)の構築と、ビッグデータを利用した人文社会学研究の革新的な展開をめざしています。
  学知創生プラットフォームの研究では、本研究所において研究開発中の「グローカル情報基盤」のセマンティックWeb機能を利用し、研究データとインターネット上の断片的なデータを繋ぎ合わせることにより、付加価値の高いビッグデータベースの構築を進めています。さらに、これらのデータを利用した人文社会学の事例研究を、ユニット内外の研究プロジェクトなどと連携しながら進めています。

http://www.kurca.kyoto-u.ac.jp/ResearchUnitsforExploringFutureHorizons#TOC–3

研究