The Nippon Foundation Fellowships for Asian Public Intellectuals


Wataru Fujita 藤田 渡

藤田 渡

Wataru Fujita
藤田 渡

甲南女子大学
文学部多文化コミュニケーション学科
准教授

プロジェクトのテーマ

タイの政府、NGO、地域社会の協力を通じて、地域共同体による森林管理システムを創る

プロジェクト概要

地域の森をつくる政治過程を分析し、タイ社会の特徴を浮き彫りにする。様々な関係者の利害や行動は、書類分析、面接、実地調査で吟味する。インドネシアでは比較研究も行う。

研修国

タイ・インドネシア

自己紹介

これまで、東南アジアでの森林保全や自然保護と、その近くに暮らす人々との関係について研究をしてきました。APIフェローシップでは、それまで長く調査を 続けてきたタイに加え、インドネシアの東カリマンタンを訪れ、比較を試みました。その後、マレーシアのサラワクにも足を伸ばすようになりました。現在は、基本的には、地域住民が主体となった森林管理がそれぞれの地域でどのように進んでいるのか、その背景にはどのような政治的・社会的な構図があるのかを調べています。最近では、国による差異はありますが、民主主義や人権といった意識は東南アジアのどこへいっても高くなっているように感じます。森林などの自然 資源の管理が、そういう意識の高まりとどのような関係にあるのか、その結果、持続的な資源管理につながるのか、人々の暮らしや文化はどのように変わってゆくのか、といったことに興味があります。自然が豊かな地域に暮らす人々と、反対に、プランテーション産業に組み込まれて資本主義のなかに生きる人々との両方を見比べて、どこが違うのか、やっぱり同じなのか、調べてみたいと思っています。