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Akihiko Kawaura 川浦 昭彦
Akihiko Kawaura
川浦 昭彦
同志社大学大学院
総合政策科学研究科
教授
http://www1.doshisha.ac.jp/~akawaura/
プロジェクトのテーマ
グローバリゼーションと各国独自の制度の整合性
プロジェクト概要
伝統的な意味での「グローバリゼーション」は、貿易や直接投資により国境を越え た商品や資本の移動が拡大することでした。しかし、近年では経済的取引の枠組みで ある法律や政府規制が多くの国において共通のものに収束していくという新しい形態 の「グローバリゼーション」が進行し、先進工業国が発展途上国に対してこの後者の 意味でのグローバリゼーションを強制する傾向が顕著になっています。チュラロンコ ン大学経済学部にAPIフェローとして所属し、1997年のタイ通貨危機の際にタ イ政府が行った金融機関監督政策の変更をこの新しいグローバリゼーションの文脈で 捉え、それがタイ政府の経済発展戦略に及ぼす影響について考察しました。
研修国
タイ
自己紹介
同志社大学・大学院総合政策科学研究科において公共選択の手法を利用した研究をしています。具体的テーマとしては、「民主主義と公的資源配分」に関する研究活動を行っており、タイ政府の県別予算配分をケーススタディとした、民主的な意思決定の仕組みと公的資源配分との関係を明らかにする研究や、米国ハワイ州を対象にした地方自治体の資源配分の研究も行っています。また、選挙制度が財政支出配分に与える影響に関する研究も行っており、その一環として中選挙区制と小選挙区制での国会議員の利益誘導行動の違いを分析しています。