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Mizuki Endo 遠藤 水城
Mizuki Endo
遠藤 水城
東山アーティスツ・プレイスメント・サービス
実行委員長
Artist Pension Trust キュレーター
プロジェクトのテーマ
バギオ、マニラ、ジャカルタ、ジョグジャカルタ、福岡の現代芸術家の新たなネットワークを形成
プロジェクト概要
バギオ・アート・ギルド及び同ギルドの催しを社会学的・人類学的に調査する。バギオ・アート・ギルドは独特の文化活動を展開し、それはアイデンティティーを形成する特有の方法を示唆している。マニラ、ジャカルタ、ジョグジャカルタでは現代芸術の場を探し、芸術と社会の間にある新たな関係の解釈を試みる。
研修国
フィリピン・インドネシア
自己紹介
インディペンデント・キュレイター。rhythm代表。1975年札幌生まれ。九州大学博士後期課程単位習得満期退学。2001年、福岡市で「都市型アートプロジェクト・rhythm」を立ち上げ、雑誌発行、実験音楽イベント、展覧会、映画上映会、アートプロジェクト等さまざまな企画を実行。2004年、博多区に誕生した「アートスペース・テトラ」設立の中心的な役割を担う。同年より日本財団APIフェローとしてフィリピンに6ヶ月、インドネシアに5ヶ月滞在し、現代美術の現状を調査。期間中マニラで地元アーティストと共に「Future Prospects Art Space」を設立。2005年、ベルガモ近現代美術館(GAMeC)が主催する若手キュレイターを対象とした国際賞「ロレンツォ・ボナルディ・アート・プライズ」に長谷川祐子の推薦を得て、アジア代表として参加。同賞を受賞。それに伴い2006年5月に同美術館にて「Aesthetics / Dietetics」展(参加作家/小沢剛、高嶺格、ガリー・ロス・パストラナ、乃美希久子)を開催。同年「シンガポール・ビエンナーレ2006」ネットワーキング・キュレイターを務める。2007年2月よりAsian Cultural Council日米芸術交流プログラムの助成による米国に滞在。「BT/美術手帖」を中心に数多くの媒体に寄稿。共訳書にジェームズ・クリフォード「ルーツ - 20世紀後期の旅と翻訳」(月曜社)がある。
ということで現在はACCのグラントでアメリカに滞在しています。8月以降は帰国し、もう一度アジアに目を向け、インドネシアで本の出版をするプロジェクトに取り組む予定です。同じAPIフェローの方々とも是非一緒に何かできれば、と思っています。僕は「キュレーター」という肩書きを持っていますが、それは「芸術」と「社会」を繋げるような仕事です。芸術の持っている奇妙なポテンシャルを十分に発揮することを通して、社会構造をより明確にし、同時にその改変可能性も示唆するような、そういう仕事をしていきたいと思っています。