The Nippon Foundation Fellowships for Asian Public Intellectuals


Motoko Shimagami 島上 宗子

島上 宗子

Motoko Shimagami
島上 宗子

一般社団法人あいあいネット
副代表理事


愛媛大学
SUIJI(Six University Initiative Japan Indonesia)推進室
特定教員(准教授)

http://www.i-i-net.org/

プロジェクトのテーマ

インドネシアにおけるコミュニティーベースの森林管理:相互学習とパートナーシップ構築のための実地研究

プロジェクト概要

インドネシアの山岳地帯のコミュニティーの理解を深めるとともに、コミュニティベースの森林管理を促進するための社会学的観点、環境保護的観点の枠組みを調査する。

研修国

インドネシア

自己紹介

1994年以来、インドネシアの村落行政と自治について調査してきました。ジャワ島(ジョクジャカルタ)とスラウェシ島(トラジャ、中スラウェシ)を中心に農山村でのフィールドワークを続けるかたわら、機会をみつけては日本の村を訪ね歩きました。日本とインドネシア、一見すると、状況は大きく異なるように思えますが、近代化の過程で農山村が直面してきた問題や課題は共通していることを痛感しました。調査を通じた出会いが重なり、2004年、友人とともに立ち上げた「いりあい・よりあい・まなびあいネットワーク」(2009年からは一般社団法人あいあいネット)は、「いりあい」(地域資源の共同管理)と「よりあい」(住民の自治)を軸に、日本とアジアの間で、国境、職業、世代の垣根を越えた「まなびあい」の関係づくりをめざしています
(http://www.i-i-net.org/)

APIのフェローとしては、Community-based Forest Governance in Indonesia: Action-Research for Interactive Learning and Partnership Buildingをテーマに、2007年9月から4ヶ月間、インドネシアの中スラウェシを拠点に活動しました。また、API Regional Projectでは、ワーキング・メンバーの一人として琵琶湖での活動に参加することができました。

2013年2月から、愛媛大学で、日本とインドネシアの6大学(愛媛大学、香川大学、高知大学、ガジャマダ大学、ボゴール農科大学、ハサヌディン大学)の連携を進める仕事に従事しています。6大学の学部レベルの学生同士が日・イの農山漁村でフィールドワークしながら、地域の課題や可能性を探り、課題解決をめざした活動を実践し、学びあうサービスラーニング・プログラム(https://www.facebook.com/SUIJISLP)や、修士・博士課程での共同学位プログラムなどの推進です。日本とインドネシアの若い学生たちに日々刺激をうけながら、日本とインドネシアの農山漁村の経験に学び、世代をつないでいく仕事にやりがいを感じています。