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Hiroko Aihara 藍原 寛子
Hiroko Aihara
藍原 寛子
Japan Perspective News Inc.
ジャーナリスト
福島特例通訳案内士
フルブライター ('05 University of Miami)
http://japan-perspective.jp/
プロジェクトのテーマ
「臓器移植の情報グローバル化に伴うメディアの役割について~フィリピンの実態調査」
プロジェクト概要
臓器移植医療を巡る情報のグローバリゼーションが、フィリピンの臓器提供・移植に与える影響を探る。海外から臓器移植を受けるために来比した外国人患者を中心に、国内の移植患者、臓器提供者(ドナー)、医療者、国民、政府関係者、メディア関係者などのインタビューや意識調査、国内外の報道内容の分析を通して、移植医療それ自体のグローバリゼーションに、情報やメディアがどのような役割を果たしているのか、実態把握と課題について分析する。
研修国
フィリピン
自己紹介
福島民友新聞社の記者として、医療、保健、福祉、人権にかんする取材を担当。医師不足と偏在の問題、知的障害者の性的虐待被害事件、県立・公立病院の経営問題、介護保険制度や支援費制度、病院の医療事件、児童虐待や近親者虐待と予防、HIV汚染非加熱製剤問題、骨髄移植とドネーション、県立大野病院医療事件、阪神淡路大震災の福島県出身被災者取材、オーストリア・ケーブルカー火災事故などをレポートしてきました。
移植医療の取材は骨髄・臓器移植を合わせて10年以上。臓器移植医療には、終末期やインフォームドコンセント、医療の標準化やチーム医療など、日本の医療の課題がすべて詰まっており、取材の重要性を実感しています。2005年から06年にかけて米国のメディカルスクールの客員研究員として留学(Fulbrighter,2005 Fulbright Journalist Program)、臓器斡旋機関や子ども病院でドナー・コーディネーター、移植コーディネーターとともに活動し、米国ではどのようにして臓器提供・移植が行われるのかを調べました。その内容は帰国後「いのち出会うとき」(全55回)でレポートしました。07年から08年にかけて、日本人初の北米移民団「ワカマツ・コロニー」と、移民団の一人で現地カリフォルニアで亡くなり、墓だけが残る女性「おけい」の物語、一世紀を超える北米の日系人の苦難と希望の歴史を「波涛の向こうに~南カリフォルニア移民の軌跡」(全75回)として連載しました。
現在は移植医療の取材を続けるとともに、東京大学医療政策人材養成講座四期生として、医療提供者、患者支援者、政策立案者、ジャーナリストと一緒に、医療政策のありかたや具体的な政策提言策などを学んでいます。