The Nippon Foundation Fellowships for Asian Public Intellectuals


タイ Year 8

名前 Pichet Maolanond
ピチェット・マオラノンド
所属/肩書き タイ司法化・社会衛生研究所 理事長
プロジェクトテーマ アジアにおける司法化: 国家人権機関と司法組織を通じての政治社会的正義問題の解決
プロジェクト概要 アジアの多くの政府は権威主義的であり、汚職に満ちている。「なぜ彼らは、司法上の手続きを免れるのか?これは、単にアジアの司法制度が弱すぎるためだ。さもなくば、クーデターは起こらなかっただろう。タイはアジアで最初の「司法化」を開始した。ここでは、タイ以外のアジアにおける「司法化」の流れを探る。
訪問国 日本、フィリピン、インドネシア、マレーシア
名前 Ukrist Pathmanand
ウクリット・パトマナン
所属/肩書き チュラロンコン大学アジア研究所 上級研究員
プロジェクトテーマ タイ・インドネシア・日本における、非伝統的安全保障と多国間主義:地域安全保障制度の変化につながるか?
プロジェクト概要 非伝統的な安全保障(NTS)上の脅威といわれる、不法移民や国際的犯罪など、非軍事的な形をとりながらも、人々や国家の存続や安寧を脅かす新たな脅威を検証する。タイ、インドネシア、日本における文献収集と、政府、非政府関係者、知的リーダーへの面接によって、非伝統的安全保障に関する情報を収集して研究を行う。
訪問国 インドネシア、日本
名前 Narumol Thammapruksa
ナルモン・タマプルクサ
所属/肩書き 舞台芸術家/
パヤップ大学 博士課程
プロジェクトテーマ 現代の町を造り出す芸術家とその役割
プロジェクト概要 歴史ある町の住民の生活に影響を与える、開発によって生じる問題への注意喚起を目指す公的活動を行う上で、芸術家が果たしている役割と、町が直面する問題の解決への芸術家の取り組みを探る。
訪問国 日本、インドネシア
名前 Phuttiphong Aroonpheng
プッティポン・アルーンフェン
所属/肩書き 映画制作者、芸術家
プロジェクトテーマ 停止画像:都市映像から時代をとらえる
プロジェクト概要 「停止画像」すなわち「時代の証拠の反映」プロジェクトは、2008-2009年のアジア文化の特徴を分析・記録することを狙いとする。芸術表現を媒体とし、アジア文化の個性とは何か、グローバル化がいかに影響したかを熟考する。プロジェクトの手法としては、社会的・文化的責任を踏まえ、記録映画として社会的日常の探求を続ける一方で、現代文化の新しい美学を試みる。プロジェクトの成果は、自己記録であると同時に時代を映し出すものとなる。
訪問国 日本
名前 Karnt Thassanaphak
カーント・タサナファク
所属/肩書き 詩人、作家、音楽家
プロジェクトテーマ キャンペーン・メディア:「主流メディア」の世界での「代替メディア」
プロジェクト概要 海外の「キャンペーン・メディア」の製作者がメッセージを伝えるために、聴衆ターゲット、社会的文化的文脈、発表方法、などを分析研究し、これまでの成果と問題点を検証する。
訪問国 マレーシア、フィリピン
名前 Yuwadee Silapakit
ユワディ・シラパキット
所属/肩書き フリーランス、コンサルタント
プロジェクトテーマ 日本における不法滞在アジア人女性を母とする無国籍の子供達の権利
プロジェクト概要 日本国内の無国籍の子供の権利のアドボカシーに焦点を当てる。これらの子ども達の状況を理解するために、権利問題の事例研究やフィリピンとの比較研究を行う。研究成果は、状況改善を目指して公的に発表する予定。
訪問国 日本、フィリピン