カウンターパート機関

  • カンボジア:プノンペン王立大学開発学研究科
    東南アジアにおける学術交流では長らく周縁に置かれてきました。しかし、1990 年代に教育機関の復興が進み、2000 年代からは大学院教育が始まりました。プノンペン王立大学はそうした流れの先頭を走る大学です。2006 年に開発学専攻の修士課程を設置し、2013 年には学部も開設しました。同研究科に在籍する42 名の教員は、日本、オーストラリアその他で修士・博士号を取得した若手研究者を多く含み、同国の社会科学研究の中心となっています。
  • タイ:チュラーロンコーン大学アジア研究所
    タイで最初に学部レベルの東南アジア研究コースを設立し、タイ社会において周辺地域に関する専門知識を有する人材の育成に努めてきました。その一翼を担っていたのが本事業の拠点機関であるアジア研究所です。東南アジア研究の修士コースを15 年前に設立し、従来から東南アジア研究の若手養成に積極的であったが、世界的なASEAN への注目もあってよりいっそうの東南アジア研究の蓄積が期待されており、京都大学東南アジア研究所との協力関係の強化も望まれています。
  • ミャンマー:ヤンゴン大学国際関係学科
    2011 年からはじまる自由化の流れを受けて国際的なネットワークを拡大しつつあります。例えば、米国Johns Hopkins University とヤンゴン大学が設置したThe International Center of Excellence at Yangon University では同学部が主要なカウンターパートになって、米国人講師による国際関係論の講義が行われ、学生と若手研究者の育成に力を入れています。ミャンマーの研究協力機関であるASEAN 教育大臣連携機関歴史伝統センターは若手研究者と学生を対象としたセミナー”The Myanmar History from Myanmar Perspectives Programme”(参加者は国際公募)を2002年から毎年実施するなど、国際的な研究者養成の拠点として最も実績のある機関のひとつです。

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