概要
現在、ASEANはめざましい経済発展のただなかにある。その一方で中進国の罠論や経済格差などその限界についても指摘されているように、同地域の将来について必ずしも楽観的にはなれない。そこで、この共同研究では、新興ASEAN諸国において包括的な経済発展を生み出すための政策や制度、市民社会の役割などについて検討する。中所得国となったタイなどのASEAN 諸国を参照軸としながら、カンボジア、ミャンマー、ラオスといった新興ASEAN諸国の経済発展のゆくえを考察し、より包括的で格差の少ない経済発展戦略を模索する。
東南アジア研究所内メンバー
- 三重野文晴
- 河野泰之
- 小林知
- 藤田幸一
- 安藤和雄