ヒトと絶滅危惧種の共存にむけての生態情報の取得と解析

更新日:2014/02/14

1. 研究プロジェクト

 

1) プロジェクト名

ヒトと絶滅危惧種の共存にむけての生態情報の取得と解析

 

2) 情報学研究科

http://bre.soc.i.kyoto-u.ac.jp/

 

3) 実施期間

1999年-

 

4) 概要

私たち人間は、生態系を破壊することなく生物資源を持続的に利用していく必要があります。生物圏のなかで、特に海、湖、河川など水圏の生態系は未解明な部分が多い一方で、私たちに必要な食料などを持続的・循環的に供給できる可能性を有しています。しかし、近年、水圏生態系の生物の多くが様々な理由によって減少傾向にあり、さらに、資源としては直接利用しない生物の絶滅も危惧されています。多様な種の保存と地域社会との共存は解決すべき地球的規模の問題です。生物圏情報学講座では、情報技術を駆使した新しい観測手法であるバイオテレメトリー・バイオロギングを用いて、目に見えない水圏生態系の生態解明に挑戦しています。バイオテレメトリー・バイオロギングは、動物に装着した小型の発信器や記録計などを使って、動物の行動と生息環境の情報を捉える、まさに“見えないものを観る”手法です。既に多くの成果が得られ、地球上に残された最後のフロンティアである水圏生態系の生物資源や環境の研究に貢献しています。

 

5) プロジェクト・ホームページのURL

http://bre.soc.i.kyoto-u.ac.jp/seastar2000/