今年のCSEASワークショップは、2023年2月15日に開催された。対面とオンラインを併用するハイブリッド形式での開催であった。今年は、第1部で本研究所所員3名による研究課題の紹介を行い、第2部では、CSEASの研究所としての今後の方向性やミッションを考えることを主題とし、4名のパネリストがそれぞれのアイディアを示して問題提起をおこなうパネルディスカッションを行った。
プログラム
第1部 報告セッション
趣旨説明: 三重野文晴
木村里子「Animal Behavior and Ecology in Marine Ecosystems Visualized by Remote Monitoring Technique」
中西嘉宏「Two Years of Myanmar Crisis」
マイケル・フィーナー「Trans-disciplinary work at CSEAS: Some personal reflections」
第2部 パネルセッション
趣旨説明: 三重野文晴
パネリスト: 三重野文晴、帯谷知可、西芳実、キャロライン・ハウ
今年度のワークショップから始めたパネルセッションでは、まず三重野新所長の新しい方針が示された。帯谷知可は「世界秩序の融解と再編を読み解く地域研究―ロシアのウクライナ侵攻から1年によせて」と題する議論を行った。また西芳実は「地域研究資料として映像資料を活用することの可能性」と題する議論を行った。最後にキャロライン・ハウがコメントを行なった。ワークショップ全体としては、多様な研究関心を持ちつつ、所員の問題意識が共通することも確認することができた。