海外パートナー機関

• マレーシア：サラワク大学(University Sarawak)
  サラワク大学は、マレーシア、サラワク州唯一の総合大学であり、特に熱帯生態学や文化人類学/民族学を中心とする赤道地域社会の実証研究において優れた業績をあげてきている。
• インドネシア：ボゴール農科大学(Bogor Agricultural University)
  ボゴール農科大学は、インドネシアにおける自然科学系大学の主導的位置を占めており、東南アジア研究所との学的交流も２０年を越える。
• インド：デリー大学社会学部 デリー・スクール・オブ・エコノミクス（Delhi University, Delhi School of Economics）
  DSEはインド独立後間もない1949年に、インドにおける最高峰の社会科学研究センターとして設立された。経済学、社会学、地理学の領域におけるインド最高峰の学府であり、世界トップレベルの研究・教育を誇る。
• トルコ：アンカラ大学神学部 (Ankara University, Faculty of Divinity)
  アンカラ大学神学部は、1949年に設立された、トルコ共和国初の神学部で、長い歴史を誇る。基礎イスラーム学科、哲学・宗教学科、イスラーム史学科、世界宗教学科を擁し、約70名の教員が所属している。
• エチオピア：アジスアベバ大学 (Addis Ababa University) 社会科学部 (College of Social Science)およびエチオピア研究所(Institute of Ethiopian Studies)
  アジスアベバ大学はエチオピア最古の国立大学として著名な総合大学である。京都大学とは1960年代から人類学、霊長類学、地域研究などの現地調査を通じて深い交流があり、本年度中に本学との大学間協定を締結する準備をすすめている。エチオピア研究所とは、本研究科の前身であるアフリカ地域研究センターの時代にMOUを結んでおり、歴代の所長が本学を訪問、滞在して研究交流をおこなってきた。
• カメルーン：ヤウンデ第1大学 教養・文学・社会科学部 (University of Yaounde I, Faculty of Arts, Letters and Social Sciences)
  ヤウンデ第I大学は、教養・文学・社会科学部はカメルーンにおける人文社会科学研究の中心である。京都大学の研究者と過去20年にわたって研究協力を続けてきている。また京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科との間には、2003年にMOUが締結されている。
• 米国：コーネル大学東南アジアプログラム (Cornell University, Southeast Asian Program)
  第二次大戦以後、東南アジア研究を先導してきた機関であり、スタッフの質は世界有数である。
• 英国：ロンドン大学政治経済学院 (London School of Economics)
  LSEは経済学、国際関係学、社会学、人類学、歴史学など社会科学全般において世界トップレベルの研究・教育を誇る。附属するBritish Library of Political and Economic Scienceは、世界最大の社会科学専門図書館で、蔵書数は400万冊を超える。国際機関や世界中の政府発行の統計資料も数多く揃えている。またロンドンでは、大英博物館図書館に植民地時代の歴史資料が非常に豊富にあり、アジア・アフリカ地域研究の宝庫である。
• オランダ：ライデン大学アフリカ研究センター (Leiden University, African Studies Center)
  ASCはオランダのアフリカ研究の中心となる機関であり、著名なアフリカ研究者をスタッフに揃えている。
• イギリス：マークフィールド高等教育研究所　イスラミック・ファウンデーション（Markfield Institute of Higher Education Islamic Foundation）
  マークフィールド高等教育研究所イスラミック・ファンデーションは1973年に創設され、以来イスラームコミュニティと社会の相互理解をフィールド調査・教育・出版から支え続けてきた。2000年にはマークフィールド高等研究所の一部門として設置され、イギリスの最新鋭の教育・調査手法と歴史あるイスラームの学術知識が融合したことにより、高度な教育、研究発信機関としてその重要性はますます高まっている。
• パキスタン：ジャマーアテ・イスラーミー政党本部附属図書館（Library of Jamaat-e-Islami）
  パキスタンラホール市ジャマーアテ・イスラーミー政党本部に付属する本図書館はグローバル社会において重視すべきイスラームの教義関連のみならず、生存基盤持続が困難な社会を改革するために参考にできる蔵書の宝庫である。
  ※Jamaat-e-Islami Pakistan
• インド：ジャワハラール・ネルー大学（Jawaharlal Nehru University）
  ＪＮＵは言語学部を除いて、すべて大学院課程から始まる大学院大学である。先進的な学問の学部が多く、海外からの評価も非常に高い。南アジア地域の政治・経済・外交等を研究する国際学部南アジア学科等、地域研究を行う学部があり、南アジア研究を志す京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科の大学院生や研究者もJNUで調査研究を行っている。
• インドネシア：リアウ大学（Riau University）
  リアウ大学はインドネシア・リアウ州最大規模の総合大学であり、分離融合にさらに芸術文化を加えて、高い水準の研究を行っている。
• インドネシア：タンジュンプラ大学(Tanjungpura University)
  タンジュンプラ大学は西カリマンタン州の州都、赤道直下の町ポンティアーナにある国立の総合大学で、9学部、約17,300人の学生を擁しており、京都大学の生存圏研究所とは部局間学術交流協定を結んでおり、相互に学術研究と教育活動の推進を図っている。
• アメリカ：ワシントン州立大学(Washington State University)
  ワシントン州立大学は全米トップレベルの公立研究大学の一つに位置付けられており、教育分野は300以上、150を超える専攻を有し、20,000人を超える学生が勉学に勤しんでいる。また、約80カ国を超える世界中の国からの留学生を受け入れている。
• イギリス：ロンドン大学東洋アフリカ研究所（University of London School of Oriental and African Studies：SOAS）
  SOASは、世界一古いアジア・アフリカ地域に関する研究機関である。イギリスが覇権国家として植民地統治を行った時代からアジア・アフリカ諸国に関する政治、経済、 文化などの研究に秀でた機関であった。
• ドイツ：フロベニウス研究所（Frobenius Institut）
  フロベニウス研究所は文化人類学者Ｌ・フロベニウス博士が創設したドイツで最古の文化人類学の研究機関である。1898年の創立以来、アフリカ研究を主としてきたが、近年はグローバル化に伴い東南アジアやオーストラリア等その研究対象地域を世界に広げ、常に最先端の研究が行われてる。また、研究所創立時より併設されている図書館は世界でも有数の文化人類学に焦点を当てた図書館として重要視されている。
• イギリス：英国国立レスター大学　地理学部（University of Leicester　 Department of Geography）
  英国国立レスター大学地理学部は英国で最も古い伝統を誇る学部の一つで、各国より集まった学生が学んでおり、学部・大学院とも国際的に高く評価されている。地理学部ではＧＩＳに関して総合的に学ぶことができ、学生には世界中のフィールドでの実地研修に参加するチャンスが与えられている。
• ウズベキスタン：国際乾燥地農業研究センター（Internatinal Center for Agricultural Research in the Dry Areas）
  国際乾燥地農業研究センターは研究と研修を通じて開発途上地域の乾燥地における貧しい人々の生活を改善すること、及び天然資源を保全すると同時に作物生産性と食物の栄養性を向上させることを目的とする研究機関である。
  世界各国に支部を置き、現在の環境保全をグローバル規模で改善するための重要な研究拠点となっている。
• イギリス：ケンブリッジ大学　 ローターパクト国際法研究センター（University of Cambridge Lauterpacht Research Centre for International Law）
  ケンブリッジ大学ローターパクト国際法研究センターは1983年に創設され、以来国際法研究の最先端をゆく研究所の一つである。創設当時からの貴重かつ莫大な資料を蓄えていることに加え、優秀な研究者も数多く在籍している。
• ネパール：マルティン　チョウタリ（Martin Chautari）
  マルティンチョウタリはカトマンドゥに組織されていた研究グループを始まりとする研究団体である。現在社会における民主主義・メディア・教育などに注目し研究と出版活動を行っている。特にマルティンチョウタリ・ブックスと称する出版会から出版している一連の書籍はネパール・南アジアを研究する上で貴重な資料である。
• タイ：チュラロンコーン大学　政治学部（Chulalongkorn University）
  チュラロンコーン大学は1917年に設立されたタイ王国において最も古い歴史をもち、権威ある国立大学である。18の学部と多数の研究施設があり、タイ最大規模の総合大学だ。伝統を重んじる一方、独立行政法人化政策により、将来的構想に向った講義の整備、改革案の検討が行われている。