基盤研究(B)

ミャンマー「開国」と民主化への障害要因に関する総合的研究

研究代表者:チャチャワールポンパン・パヴィン
期間:2013−16年度

概要:
  世界が注視する2010年11月総選挙と2011年3月の「文民」政権誕生以来のミャンマーの民主化に向けた一連の動きや改革について、一般に流布している根拠の乏しい楽観論を排し、政治学、経済学、文化人類学を含む学際的研究組織の構築を通じて、冷静で客観的かつ総合的な分析を行い、今後ミャンマーが民主化や改革をさらに進めるに当たって障害となり得る、内的な諸要因について深い理解に達します。またミャンマーの民主化・改革をASEANやその他世界の情勢・動向との相互関係のなかで分析し、ミャンマーの動きが広域の地域経済圏などに与える影響と意義について分析します。さらに、ミャンマーの現状分析を通じて、政治学における既存の民主化理論の再検討を行います。

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