小泉 順子 (こいずみ じゅんこ)

所属部門:社会文化相関研究部門

職  名:教授

専門分野:歴史学,タイ史

E-Mail:jkoizumi [at] cseas.kyoto-u.ac.jp

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研究関心:

  1. タイ近代史・近代タイ歴史叙述
  2. 冷戦期学術史

研究概要:

    タイ中関係を中心に近代タイ外交史を検討する。またそれに関連した中国人コミュニティに関する研究史を再検討する。関連して、戦後アメリカのアジア戦略の中で東南アジア研究が創設され、北米のみならず、ヨーロッパや日本、および東南アジア各地にて展開する歴史過程を冷戦の文脈におきながら再検討している。

論  文:

著者名 タイトル 年月
Junko KOIZUMI The ‘Last’ Friendship Exchanges between Siam and Vietnam, 1879–1882: Siam between Vietnam and France—and Beyond 2016
TRaNS, 4-1: 131 – 164
小泉順子 シャムの対中交渉と地方華人ネットワーク―プラヤー・ラッサダーヌプラディットの事例から 2015
東洋文化研究所紀要, 168冊
小泉順子 近代シャムにおける条約と王権 2014
pp.1-14

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研究プロジェクト :

研究プロジェクト名
[助成機関]
研究代表者 期間
冷戦期アメリカ知識人のアジア観とアジア地域政策論―「外交問題評議会」資料を中心に
基盤研究(B)
小泉 順子 2012 - 2015
研究概要
 第二次世界大戦終了後、アメリカは自らの利害に即した国際秩序構築の一環としてアジアへの関わりを深める過程で、一方では新たなる対アジア政策を策定し、他方では政策課題の策定と遂行を支える新しい知を構築すべく、学術機関を含むアジアをめぐる知的体制を再編するという課題に直面した。本研究は、Foreign Affairs誌の発行母体であり、アメリカの外交政策に多大な影響力を行使するシンクタンクとして知られる [ Read More ]
近代タイ・中国経済関係に関する基礎研究―無朝貢・無条約下の貿易問題
挑戦的萌芽研究
小泉 順子 2012 - 2014
研究概要
 本研究は、シャムから清朝に派遣された最後の朝貢使節が帰国した1854年以降、無朝貢・無条約という条件下において、タイ(シャム)=中国経済関係がいかに運営されていたかを、タイ側の史料を軸にして、関連する中国側および欧米側の史料を照らし合わせつつ検討します。検討を通して、西洋との条約関係を軸に西洋側の史料を以って検討されてきた既存のタイ経済史研究に対する中国ファクターからの見直しや、従来中国側の史料 [ Read More ]

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