豊田 知八(とよた ともや)

所属部門:地域研究情報ネットワーク部

職  名:連携研究員

専門分野

E-Mail:tomo8tt[at]cseas.kyoto-u.ac.jp

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研究関心:

  1. 亀岡における保津川世界遺産登録に向けての実践活動

研究概要:

    保津川流域の集落形成に保津川水運が果たした役割を基軸に、産業遺産としての価値や自然、文化が共存してつくる「文化的景観」の側面を調査研究し、将来へ向け「亀岡のまちづくりの全体像を考える」意味での世界遺産を目指した登録活動。古くは長岡京、平安京という日本古代の都造営の為に生まれた保津川水運の調査と筏、舟運の研究として、現在も保津川水運に携わり、繰船する実践者として当時の繰船技術や道具を再現し継承していくシステムの構築。また、408年前に生まれた保津川舟運の創業者である角倉了以など一族が、近世江戸時代の技術力や文化力を及ぼした影響を検証。特に了以の開削以来、継続的に現在も行われている(25・26年の大型台風通過後の航路復旧工事も同様)流路確保のための開削、川作工事は江戸期の技術遺産を継承している。保津川の水運で1200年以上生きてきた者だけが持ち、継承されてきた独自の文化、技術と日本の文化の源である京都を支えた水運として歴史的価値は世界遺産級であり、この活動を通じて地域の誇りを呼び起こし、地域共有の資産として後世に伝えていく運動を展開している。
    京都市右京区清滝町にて・つどう会

    京都市右京区清滝町にて・つどう会

著  書:

著者名 タイトル 年月
豊田 知八 水運 保津川下り船頭の操船術と精神  
角倉一族とその時代. 森 洋久編. 京都: 思文閣出版

 

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