所属部門:政治経済相関研究部門
職 名:学振特別研究員
専門分野:
E-Mail:itsuka[at]cseas.kyoto-u.ac.jp
個人WEBページ:
研究概要:
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「東南アジアのメディアと政治」は、マレーシアを中心に東南アジアにおいてメディアの政治的役割を明らかにする研究プロジェクトである。東南アジアにおけるメディアの政治的役割を規定するメディア環境の解明やインターネット・メディアが発展した現在のメディアの政治的影響力を研究課題とする。
「ポスト・マハティール期マレーシアにおける社会運動」は、マハティール政権後のマレーシアの社会運動に焦点を当て、①社会運動の目標・戦略・組織、②国家と社会運動との関係、③政党と社会運動との関係を中心に明らかにする。現在特に事例として注目しているのは、選挙制度改革運動であるブルシ運動と、性的マイノリティによるLGBT運動である。
「マレーシアにおける政治的スキャンダルとアカウンタビリティ」は、情報の秘匿と開示(あるいは暴露)をめぐる政治過程に注目し、それがどのようなアクターに担われ、政治体制にどのような影響を及ぼすかを明らかにしようとする。マレーシアの事例を念頭に置き、アカウンタビリティ概念や情報公開法制定などのグローバルな動向が、この情報の秘匿と開示をめぐる政治過程にどのような影響を与えているかを解明するとも重要であると考えている。
以上の3つの研究には共通点がある。それは、官僚、政府機関、議会、選挙など制度的に確立された政治的チャネルではない「非制度的チャネル」を通じた政治の変革はどのように達成されるのかという共通の問題意識の下で設定された研究課題である点である。特に、マレーシアのように権威主義的で一党優位の政治体制が長期に続く国において変化がどのように起こるのかを明らかにすることが私自身の研究を貫く柱となっている。
著 書:
著者名 | タイトル | 年月 |
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伊賀司 | マレーシア | 2015 |
中東・イスラーム諸国民主化ハンドブック2014第2巻アジア編. 松本弘編.人間文化研究機構 11-28 | ||
伊賀司 | ブルネイ | 2015 |
中東・イスラーム諸国民主化ハンドブック2014第2巻アジア編. 松本弘編.人間文化研究機構 29-34 | ||
伊賀司 | 2014年のマレーシア-保守的なイスラームの拡大と航空機事故 | 2015 |
『アジア動向年報2015』. アジア経済研究所編.アジア経済研究所 381-408 |
研究プロジェクト :
研究プロジェクト名 [助成機関] |
研究代表者 | 期間 |
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政治的スキャンダルと権威主義体制の不安定化に関する研究−マレーシアの事例から 若手研究(B) |
伊賀 司 | 2016 - 2018 |
研究概要: [ Read More ] |