所属部門:政治経済相関研究部門
職 名:学振特別研究員
専門分野:タイ政治
E-Mail:a.toyama[at]cseas.kyoto-u.ac.jp
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研究概要:
- 「東南アジアにおけるカウンターエリートの登場と体制変動」―本研究は、東南アジア3カ国(タイ、マレーシア、フィリピン)におけるカウンター・エリートの途上と既存エリートとの争いについて比較検証し、同地域における体制変動の要因について明らかにするものである。昨年度は、研究の切り口を確認するため、4月に名古屋で、8月にバンコクでミーティングを行った。現在は1本目の論文執筆に取り掛かっているところである。
- 「タイにおける民主化と法の支配」―本研究はタイの司法が、体制変動特に民主化に於いてどのように位置付けられ、司法の強化が民主化に対していかなる影響を与えてきたのかについて解明することを目的とする。昨年度は、タムマサート大学政治学部に拠点を移し、在外調査を開始した。憲法起草の記録を確認したり、憲法起草委員、独立機関委員等にインタビューを行うなどした。現在起草中の憲法についても論評を執筆するなどした。
- 「タイ立憲君主制と軍」―まだ科研などの資金は採っていないが、タイ立憲君主制と軍との関係について、歴史的な調査を行う。今年度は、すでに1本の査読論文を執筆、投稿し、受理された。