木村 友美 (きむら ゆみ)

所属部門:人間生態相関研究部門

職  名:連携助教

専門分野

E-Mail:yumi[at]cseas.kyoto-u.ac.jp

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研究関心:

  1. ヒマラヤ高地における生活習慣病と食に関する「フィールド栄養学」研究
  2. インドネシア・パプア州の高齢者の食と健康
  3. 本邦の地域高齢者における食多様性とその関連因子の研究

研究概要:

    生活習慣病の増加は、特に開発途上地域において重大な社会問題になっている。本研究では、生態環境や近代化がどのように高齢者の食と健康状態・生活習慣病に関連しているのかという点に注目し、本邦の高知県土佐町、およびヒマラヤ高地のインド・ラダーク地方において行い、地域的な相違点や普遍性を検討する。研究で用いる栄養調査手法には、既存の栄養摂取量の調査に加え、独自に開発したFDSK-11という多角的な視点をもつ食評価ツールを用いて、地域の生態、文化的背景を包括的に捉える、「フィールド栄養学」の調査手法を用いる。医療サービスの整備が不十分である途上地域では特に、食事からの健康増進を目指すアプローチが重要であり、本研究は食にかかわる現状を解明しその問題解決の糸口を探るうえで重要な役割を果たすと考えている。

研究プロジェクト :

研究プロジェクト名
[助成機関]
研究代表者 期間
ヒマラヤ高地における生活習慣病と食に関する「フィールド栄養学」研究
若手研究(B)
木村 友美 2013 - 2015
研究概要
 生活習慣病の増加は、世界各国で深刻な社会問題となっているが、途上国では特に、保健行政の基盤が不十分で医療設備も乏しいため、日常の食事からの健康増進を目指すアプローチが重要である。本研究では、高所辺境地であるヒマラヤ高地においても近年増加しつつある生活習慣に着目し、その発生と生活背景との関連の特徴を食の視点から考察し、将来的な予防介入への糸口を提示することを目的とする。本研究の調査手法として、新た [ Read More ]
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