各種データベース
地図／Map Collection
所蔵する地図は東南アジア地域はもとより、インド、バングラデシュ、スリランカ、ネパール、パキスタン、中国、朝鮮半島、オーストラリア、太平洋諸島および日本周辺と、南アジアから東アジアのほぼ全域をおおっています。製作年代も、戦前のものから近年の航空測量によるものまで、多岐にわたっており、現在約40,000点におよんでいます。この中には、旧陸地測量部による南アジア、東南アジア、東アジアの地形図および海図（外邦図）約16,000点など、歴史的にみて貴重なコレクションもあります。また、数は少ないですが、東南アジア各国の土地利用図、地質図、植生図などの主題図も含まれています。
人工衛星画像／Satellite Image Collection
1978年から人工衛星画像データの収集をはじめ、現在3千数百シーンの画像データを所蔵しています。対象地域は、東南アジア全域、インド亜大陸東半分からバングラデシュ、南中国の一部および日本の一部です。とくに東南アジア大陸部は隈なくカバーされています。当初はLandsat MSSの100万分の1の白黒ポジフィルム （バンド4、5及び7） を中心に集めていましたが、やがてLandsat TM や MOSの25万分の1フォルスカラー写真に切り換え、近年はディジタルデータへ移行しつつあります。
東南アジア研究所での人工衛星画像データ利用は、従前、目視による、広域の地形、土地利用、植生、水文環境などの判読に限定されていましたが、今後は、ディジタル処理を行うことにより、また他の情報と重ね合わせて地理情報システムを構築することにより、より多様な利用を進めます。
ハノイ都市研究総合データベース
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ベトナム国首都ハノイの19世紀から21世紀に至る都市形成過程の研究に関する 総合データベースです。本データベースは、地図資料とGISデータ（1831年か ら2005年）, 3次元モデリング・データ、地簿資料（1807年～1888年）、村落変遷資料、遺蹟・碑文関連拓本資料、紅河デルタ堤防資料、遺跡・旧跡資料、住民 聴取資料、衛星画像・航空写真資料、ボーリング等地質資料、降雨量等を含む都 市基盤データ資料、微地形DEMデータ、研究成果報告書等資料、その他のプロ ジェクト公開資料など3618件のデータ・資料からなり、首都ハノイの地下・地 表・地表を統合した都市研究のための総合データベースです。
フォトコレクション
東南アジア研究所のスタッフがフィールド調査等で撮影した写真館です。約2000点以上の写真が閲覧でき、東南アジア地域における自然環境、農業、森林、漁業、政治、経済、社会、文化、歴史をカバーしています。
タイ語文献データベース
東南アジア研究所所蔵のタイ語文献は、文献データベースから京都大学蔵書検索KULINEに移行しました。
タイ語三印法典データベース
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本データベースには、タマサート大学版と王立研究所版があります。タマサート大学版は、移行のために当面サービスを休止しています。王立研究所版は、京都大学地域研究統合情報センターCIASデータベース・クイックリンクから検索できます。
タイ語『三印法典』(Kotmai Tra Sam Duang)は、タイ国における1350-1805年の455年間に制定・公布された法令・布告集で、現ラタナコーシン王朝ラーマ一世によって1805年に編纂されました。アユタヤ時代からのすべての社会・経済活動を網羅したタイ最古の成文法典です。京都大学東南アジア研究所では、1990年に『三印法典』タマサート大学5冊本の計算機総辞用例索引『Computer Concordance of The Law of Three Seals』(5分冊, 3850頁, 239,576用例)を出版しました。データベース『三印法典』（データベース名称:KTSD）は、この用例索引をデータベース化したものです。
東南アジア逐次刊行物総合目録データベース
本データベースは、『東南アジア研究逐次刊行物』（2009.3 ）をデータベース化したもので、京都大学東南アジア研究所・公募共同研究「東南アジア研究逐次刊行物の共有化」（代表：北村由美）によって作成されました。『東南アジア研究逐次刊行物』は、現地調査や国内外の東南アジア研究者へのヒアリングなどを通じ、国内において所蔵されることが望ましい東南アジア研究に関するコア・ジャーナルの選択を行い、それらの国内所蔵調査を行った上で編纂されました【科学研究費基盤研究 (A) 「アフロ・アジアの多元的情報資源の共有化を通じた地域研究の新たな展開」（代表：田中耕司）】。本データベースを活用することによって、各図書館（室）における逐次刊行物の収集・保存方針の策定や、 図書館間連携を推進の一助となれば幸いです。なお、最新の所蔵情報に関しては、各図書館（室）のオンライン目録などをご確認下さい。
上記のデータベースを使用される場合には下記の当研究所のガイドラインに従ってください。
データベース利用ガイドライン <平成16年10月28日教授会承認 >
- 本ガイドラインは、京都大学東南アジア研究所（以下、本研究所という）が提供するデータベース及びWWW ページ（以下、本データベース等という）の利用について定めたものです。データベースとは、研究・教育目的のために体系的にまとめられ、デジタル化されたデータの集合 を示します。
- 本データベース等の著作権は、特に指定されていない限り、本研究所に帰属します。
- 本データベース等の利用は、事前に許可を得ない限り、非営利目的に限ります。
- 本データベース等が提供するデータの全部、又は一部について、特に指定されていない限り、 無断で複製、転載、配布、又は提供してはなりません。
- 本データベース等の一部又は全部を利用して研究・調査をすすめ、著書・論文等の研究成果を 公表する場合、本データベース等を利用した旨を明記してください。
- 本データベース等を利用して得られた結果に対して、本研究所はいかなる責任も負いません。
- 本ガイドラインを逸脱すると認められる行為が発生した場合には、本研究所が定める情報セキュリティポリシーにしたがって措置します。
- 本データベース等を円滑に管理・運用する必要から、予告なくサービスの停止又は利用についての変更や制限を設ける場合があります。
- 本ガイドラインは、平成１６年１１月１日から施行します。
