●日時・場所
2014年6月17日（火）16:00～18:00（15：30開場）
京都大学総合研究 2 号館 4 階 大会議室（AA447 ） http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_y.htm
 
●話題提供者
島上 宗子 氏（愛媛大学 SUIJI推進室／一般社団法人あいあいネット）
 
●発表題目
中スラウェシ・焼畑の民の自然観－日本・インドネシアをつなぐ「学びあい」の実践から－
 
●発表要旨
報告者は，2004年以来，在地の自然資源管理を軸として，インドネシアと日本の山村の経験に学びあう調査と交流を試みてきた。本報告では，インドネシアでの調査・交流の地の一つとなった中スラウェシのトンプ集落における映像記録の成果を題材に，次の2点について報告し，検討したい。第一に，中スラウェシの焼畑の民の自然観の一端を示し，精霊・祖先・カミなどの「超自然」を含んだ資源管理のあり方と，国の法制度・政策や社会経済的変化の下での，その変化・変容の方向性を考えること。第二に，調査・交流に関わる者同士の「学びあい」を意識してすすめた（実践型）地域研究の可能性と課題を整理すること，である。
 

「東南アジアの自然と農業研究会」のウェブサイトには、今回の研究会の案内、発表要旨、研究発表に関わる写真が掲載されていますので、ご覧ください。http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/seana/index.html