東南アジア研究入門　報告

大学の世界展開力強化事業「「人間の安全保障」開発を目指した日アセアン双方向人材育成プログラムの構築」の一環で、集中講義「東南アジア地域論」を主催した。ガジャマダ大学（インドネシア）からの留学生2名と大学院農学研究科の院生2名が受講した。この事業は、修士課程のダブル・ディグリーを目指すものである。3日間の講義はすべて英語で行われ、入門編では修論作成に欠かせないメディアリテラシー、アカデミックジャーナル投稿時の留意点・採用動向の最新情報を、専門編では東南アジアの経済や文化、生態など個別主題について学習を深めた。学生たちは、母校で2年間、パートナー大学で1年間過ごし、3年間で2つの修士論文を仕上げなければならない。この野心的な事業に見合った意識の高い学生たちで、講義を通じて、積極的な質疑応答があり、活発な議論が交わされた。