講演会および施設公開「スーチーさんと京都」　報告

東南アジア研究所において、京都大学ASEANウィークの一環として、「スーチーさんと京都」と題する、一般市民を対象とした以下のイベントを開催しました。
①講演・座談会「スーチーさんと『ビルマ』の今」
　アウンサンスーチー女史一家と40年来の交流がある滋賀県在住の主婦で「アウンサンスーチーへの手紙」の著作がある大津典子さんと、中西嘉宏　東南アジア研究所准教授による講演・座談会「スーチーさんと『ビルマ』の今」を開催しました。ミャンマー政治研究の専門家である中西准教授による同国の現状の解説のあと、大津さんからは若き日のスーチー女史や家族のこと、内面を窺い知ることのできるエピソードなど、親しい友人ならではの貴重なお話をお聞かせいただきました。
②「アウンサンスーチー・ルーム＋東南アジア研究所図書室見学会」
　「アウンサンスーチー・ルーム」は、スーチー女史が東南アジア研究所に1985年10月から9ヶ月間、客員研究員として滞在したときに使用した研究室です。1992年に開設され、女史のノーベル賞受賞を讃えるとともに、当時軍政下において軟禁状態にあった女史の早期解放を願って、女史ゆかりの品や関連資料などを保管しています。
　講演・座談会終了後、参加者の皆様にはスーチー・ルームを見学していただき、展示した著作、ノーベル賞関連資料、京都時代の写真などご覧いただきました。
　また、これに併せて東南アジア研究所図書室においても、スーチー女史関連の図書や写真を展示し、参加者にご覧いただきました。