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第175回「東南アジアの自然と農業研究会」2016年4月22日(金)開催

2016/04/22 @ 4:00 PM - 6:00 PM

●日時・場所
2016年4月22日(金) 16:00-18:00
京都大学総合研究 2 号館 4 階 大会議室(AA447 ) http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_y.htm
 
●話題提供者
法貴 誠 氏 (三重大学 名誉教授)
 
●発表題目
アジアの焼畑・棚田から精密農業まで
 
●発表要旨
 焼畑農業は、熱帯から温帯にかけて伝統的に行われている粗放的な農業形態である。かつては日本においても全国各地で行われていた。今回はマレーシアの伝統的焼畑の土地および労働生産性の変化につき話題提供したい。
 フィリピンの世界遺産であるイフガオの棚田は近年の農家人口の減少とともに崩壊が進んでいる。また、棚田の約3割が耕作放棄(写真では雑草で緑色に見えている)されているといわれ、多くの課題が存在する。問題はいかに棚田での生産性を向上させ地域農民の収入につなげるかにある。このため実施するフィリピン大学との共同研究「小型籾すり機の棚田地帯への導入」を報告する。
 また、古来より農業は土地および労働生産性の向上に向けたハードとソフトの多くの技術開発がなされてきた。同時に環境保全なくして今後の農業はあり得ない。最近の精密農業もその線上にあるといえる。これらの諸問題を概観・総括する。筆者は技術畑であるが多様な分野の方々との交流を深めたいと思う。
 

連絡先:
廣瀬 TEL 075(753)7839 /e-mail: hirose[at]asafas.kyoto-u.ac.jp
柳澤 TEL 075(753)7345 /e-mail: masa[at]cias.kyoto-u.ac.jp

研究会WEBサイト:http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/seana/index.html