イベントを読み込み中

« すべてのイベント

  • このイベントは終了しました。

東南アジア学会関西例会月11月23日(土)16:00~18:00

2013/11/23 @ 4:00 PM - 6:00 PM

11月23日(土)の東南アジア学会関西例会のご案内です。オープンな研究会ですので自由にご参加ください。
事前登録等の手続きは必要ありません。

●日時・場所
2013年11月23日(土)16:00~18:00(15:30開場)
京都大学総合研究2号館4階第一講義室(AA401)
(百万遍のキャンパスです、会場地図参照)
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/about/access

●発表者:片岡 樹
【タイトル】「タイ製中国善堂」の宗教活動―泰国義徳善堂の神々とその周辺―
【所属】京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科准教授

 

【要旨】

タイ国を含む東南アジアの中国系慈善団体すなわち善堂は、これまでも主に華僑華人研究の文脈で多くの研究者の注目を集めてきた。そこで一致して指摘されてきたのは、中国大陸における善堂が南洋で開花し、それが慈善活動を通じて華僑華人とホスト社会との橋渡しに貢献しつつ、なおかつ華僑華人の文化的独自性の維持にも貢献してきたという図式である。これらは大まかな傾向としては正しいが、しかしこの図式だけでは扱えない現象も多く存在する。その典型が、バンコクにおいて報徳善堂と並ぶ最大手善堂組織でありながら、なぜか数多くの善堂研究の中で無視され続けてきた義徳善堂である。では、華僑華人研究的アプローチからの善堂研究においてなぜ義徳善堂が構造的に不可視になってしまうのか。この問いに答えるためには、義徳善堂の成立経緯やその祭神、さらにその背景をも検討するする必要がある。そうした作業を通じ、本報告では、オーソドックスな中国系善堂研究では扱いきれない義徳善堂のユニークさを通じ、タイ国における中泰混合的な善堂による宗教活動の一端を明らかにしたい。

 

例会終了後には懇親会も予定しております。こちらもぜひご参加ください。

関西例会では今後の例会の報告者を募集しています。報告を希望される方は、関西例会連絡係りの田崎(tazaki@asafas.kyoto-u.ac.jp)までお願い致します。また以下関西例会のホームページへのリンクです。こちらもご活用ください。
https://sites.google.com/site/kansaireikaitounanajia/li-huinoo-zhirase

 

●東南アジア学会関西例会委員
片岡 樹、岡本 正明、小島 敬裕、田崎 郁子

 

【問い合わせ先】 田崎 郁子
e-mail:tazaki at asafas.kyoto-u.ac.jp

 

詳細

日付:
2013/11/23
時間:
4:00 PM - 6:00 PM
イベントカテゴリー: