京都大学東南アジア研究所では、設立当初から研究成果の公表に重点を置き、学術誌『東南アジア研究』と和英による〈東南アジア研究叢書〉を柱として出版活動を活発に行ってきました。1990年代後半に新たに〈地域研究叢書〉(和英)を、2002年には多言語オンラインジャーナルKyoto Review of Southeast Asiaを立ち上げ、2007年には京都大学地域研究4部局が共同で出版する Kyoto Working Papers on Area Studies を始めました。さらに2009年には欧米中心の英文出版に対し質・量共にレベルアップしているアジアからのアジア研究の成果を発信していくニーズの高まりを受け、Kyoto CSEAS Series on Asian Studiesを創刊し、2012年には英文学術誌Southeast Asian Studiesを創刊するなど、時流に即した出版活動に取り組んでいます。