若手研究(B)

アジア地域における主観的および客観的指標を用いた転倒リスク評価法の開発

研究代表者 : 石本 恭子

研究分担者 :

期間 : 2013-2014年度

研究概要 :

 介護予防の観点から、高齢者の転倒リスクや生活機能低下を早期に発見するため、その危険因子が検討されるとともに、予測のための指標も検討されてきた。昨今では、サルコペニアの評価、ロコモティブシンドロームセルフチェック(ロコモセルフチェック)、転倒スコア(Fall Risk Index:FRI)などが注目され利用されている。様々な指標が用いられているため、介護の現場ではその活用を煩雑にするといった問題点がある。そこで本研究では、サルコペニア、ロコモセルフチェック、FRIの指標を比較・検討することでその特性を明らかにする。さらに転倒リスクをより精度を高く評価するために、主観的な評価と客観的な評価を組み合わせた、妥当性に優れた転倒リスク評価指標の開発を試みる。対象地域を本邦地域と、ブータンに設定し両者を比較・検討することで、新しく開発した転倒リスク評価指標の妥当性ならびにアジア地域での応用可能性を検討する。新たな転倒リスク評価法の開発は、アジア地域における転倒予防や介護予防に寄与するものと考えられる。
 

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