生存基盤指数の再検討──持続型生存基盤パラダイムの国際的発信に向けて──

研究代表者:佐藤 史郎(大阪国際大学・国際コミュニケーション学部)
共同研究者:佐藤 孝宏(国際稲研究所・作物環境科学部門)
      西 真如(京都大学・グローバル生存学大学院連携ユニット)
      渡辺 一生(総合地球環境学研究所・研究部)
      杉原 薫(政策研究大学院大学・政策研究科)
      峯 陽一(同志社大学・グローバル・スタディーズ研究科)
      河野 泰之(京都大学・東南アジア研究所)
      MARIO, Ivan Lopez(京都大学・東南アジア研究所)

実施期間:2013-2014

  
研究概要:

国内ワークショップ

国内ワークショップ

  本研究メンバーは、G-COE プログラム「生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点」のメンバーとして新たな指数の開発に取り組み、その研究成果は『生存基盤指数─人間開発指数を超えて』(2012 年3 月、京都大学学術出版会)として刊行された。同書の主張に対しては、すでに国内外の研究者から様々な反響が寄せられている。

本研究は、生存基盤指数の有用性を再検討したうえで、ホームページの開設や国際誌への論文投稿を通じて指数の国際展開を図る。また、本共同利用・共同研究を基盤に、外部からの研究費をさらに獲得することで、研究体制の整備を行っていきたい。


 
 
詳細:
ニュースレター(International Institute for Area Studies, Leiden University)に掲載され た小論

ニュースレター(International Institute for Area Studies, Leiden University)に掲載された小論

本研究の目的
   本研究は、生存基盤指数に対する批評を熟考しつつ、生存基盤指数の構成要素を再検討するとともに、他の開発指標とのさらなる比較を試みるものである。この作業を通じて、持続型生存基盤パラダイムおよび生存基盤指数の国際的な浸透を図る。

本研究の意義
   生存基盤指数は、文理融合をベースとする地域研究の視点から持続可能な社会の在り方をあらためて問うものである。したがって本研究は、これまでの開発パラダイムに関するアンチテーゼを広く世に問うことにほかならない。ここに、本研究の意義を見出せる。

本研究の期待される成果
 ホームページの開設ならびに国際研究雑誌への論文投稿という形で、本研究の成果を発信する予定である。具体的には、まず、2014 年6 月を目途に、Ecological Indicators に論文を投稿する。なお、昨年度においては、International Convention of Asian Scholars(ICAS)などにおいて研究発表を行うともに、オランダ・ライデン大学国際研究所(IIAS)のニュースレターへ記事を投稿した。

  
  

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