cseas nl75 年次報告会 CIRAS

共同利用・共同研究拠点
「地域情報資源の共有化と相関型地域研究の推進拠点」

柳澤雅之(京都大学東南アジア地域研究研究所))

拠点としての最終年度を迎えたCIRASセンターは2021年度、例年通りの公募により、16課題を採択した。昨年度に引き続きコロナ禍の対策としてオンラインによる報告会を開催した。しかし報告会の内容は、これまでと同じではなかった。次年度から新しい拠点(グローバル共生に向けた東南アジア国際共同研究拠点)が開始されることを想定し、これまでのCIRASセンターでの研究活動を遂行する上での改善すべき課題と継続すべきよかった点について、課題代表者の方々に自由に述べてもらうこととしたのである。各報告の持ち時間がわずか5分であったにもかかわらず、きわめてスムースに報告が続き、それぞれのご報告内容も簡潔かつ的確で、主催者として大変感激した一日となった。具体的には、「多様な資料をディスカッションペーパーとして刊行できたことは研究継続に大変よかった」、「事務局の対応がよく、こんな資料購入が可能なのはコーネル大学か京大しかない」、「CIRAS教員の関わりが研究遂行に役立った」等、報告内容は多岐にわたった。これらは文字に起こして次年度の拠点に引き継ぐ予定である。

2021年度採択課題一覧

 

末尾になりますが、今年度およびこれまでのCIRASセンターのすべての研究活動に関わってくださった課題代表者、共同研究員、共同研究委員のみなさまに心より御礼申し上げます。そして、すべての研究活動を共に創ってきた事務局および支援室スタッフに心よりの感謝の気持ちを捧げます。