安寧社会の実現

ASEANは、日本と共に環太平洋造山帯の上にあり、太古から地震や火山等の災害の影響下にあります。

また、21世紀には、急速に少子高齢化が進むことが見込まれています。

日本が最先端の科学研究に基づいて開発する住民の「安全・安心」を実現する諸技術および21世紀の高齢化社会に最適化した社会保障やケアの制度設計は、いずれもASEAN地域でその有用性を図ることで、より汎用性の高い資産へ向上させることができます。

同時に、ASEANは、世界で有数の文化的多様性に富んだ地域でありながら、民族間・宗教信徒間の紛争を最小限にとどめ、多元的な共生関係を維持してきた伝統をもちます。

最先端の科学技術と社会制度に、地域独自の文化的伝統の深層理解を融合させ、「安寧社会」のモデルをASEANから構築することは、地球社会の未来を大きく開く可能性をもっています。

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