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About Project プロジェクトについて

東南アジアは、多様な民族、宗教、文化で構成されています。その多様性を共 存させつつ、地域全体としては経済的な前進を遂げ、人、モノ、カネ、情報の流れ のハブとなっています。しかし、同時に、熱帯林の減少や生物多様性の危機、災害、 疫病、高齢化、民族や宗教の抗争、経済的階層化と貧困など、多くの問題も抱えて います。 このような多様性の中で、人々はどのように共存し、社会の持続性はどのように 維持されているのでしょうか。人々の日々の生活を支える地域の社会基盤を、どの ように利用できるでしょうか? そして、それらを既存のガバナンス・システムと組 み合わせて諸問題の解決につなげるには、どうすればよいのでしょうか。

 

Visual Documentary Project は、これらの疑問への答えを東南アジアの現状に即 して見いだすために、2012年度、京都大学東南アジア研究所が開始した東南アジアの映像作家が制作する短編ドキュメンタリーを募集・上映するプロジェクトです。2014年度から、国際交流基金アジアセンターも共催者として加わり、作品を通して東南アジア地域の現状を捉え、諸問題の解決へとつなげる試みを行っています。

Visual Documentary Project 2016
東南アジア:日常生活のポリティクス
Politics in Everyday Life in Southeast Asia

私たちの社会において、ポリティクスは身近なところにある。日常生活から国政まで、人間社会はポリティクスとかかわらずにはいられない。何が生活にポリティクスをもたらすのか?人々はどのように政治に関わり、何を主張しようとして目指すのか。人々の日常のやりとりのなかで、何がポリティクスを形づくり、人々はどんな夢をポリティクスに託すのだろう。東南アジアでは、街角でのデモ隊もよく目にする光景だが、もっと身近な日々の生活の中においては、人々はどのように政治的な思いを表現しているのだろう。 今年度、本プロジェクトでは、東南アジアの日常生活に見られる様々な政治的な表現をテーマとした映像ドキュメンタリーを募集します。

Screening / 上映会情報

 

KYOTO / 京都上映会

主催:京都大学東南アジア研究所

日時:2016年12月15日(木) 
             13:30-18:00 [開場:13:00] 入場無料 予約不要
場所:京都大学東南アジア研究所 稲盛 大会議室 map »
言語:日本語/英語(通訳あり)
主催:京都大学東南アジア研究所
共催:国際交流基金アジアセンター

TOKYO / 東京上映会

主催:国際交流基金アジアセンター

日時:2016年12月17日(土) 
             15:30-20:00 [開場:15:00] 入場無料
場所:東京ウィメンズプラザ 詳細 »
問合せ:jfac_vdp_info[at]jpf.go.jp
言語:日本語/英語(通訳あり)
主催:国際交流基金アジアセンター
共催:京都大学東南アジア研究所

Documentaries line-up 2016 
東南アジア:日常生活のポリティクス / POLITICS IN EVERYDAY LIFE IN SOUTHEAST ASIA

2016Philippines

Women of the Forest / 森に生きる女たち
Director:Inshallah Montero


2016Myanmar

Mother & Son / 母と息子
Director:Thwe Myo Nyunt


2016Myanmar

60 Days
Director:Htut Ye Kyaw, Sett Paing Aung, Pyay Maw Thein

2016Myanmar

Vein / 鉱脈
Director:Htet Aung San, Phyo Zayar Kyaw, KO JET

2016Thailand

* Mr. Zero / ミスター・ゼロ
Director:Nutcha Tantivitayapitak

*「Mr.Zero」は、諸事情により上映延期になりました。

Documentaries line-up 2016

Women of the Forest / Inshallah Montero

マレーシア、サラワク州のボルネオ熱帯雨林は、産業・土地開発のための伐採により消えつつある。カヤン人とプナン人の女性たちは、この人工的な破壊とそれに伴う気候変動の影響により危険にさらされている。気候変動についての対策が、彼女らの性と生殖に関する健康と権利をどのように守れるかを対話から模索する。
監督・撮影・編集・執筆: Inshallah P. Montero
フィリピン出身。2012年デ・ラ・サール大学を卒業し、デジタルフィルム制作の学士号を取得。在学中、2011年にネスカフェ映像コンテストで最優秀賞を受賞した。また、卒業作品「Ang Lalaking Parisukat」はCINESBI 2012映画祭で監督賞と最優秀作品賞を受賞。また同作品はマンハッタン国際映画祭2013の受賞作品のひとつとなりニューヨークで上映された。現在、フリーのドキュメンタリー映画監督としてさらに精力的に活動している。

研究者: Sunitha Bisan
タイのアジア工科大学院の開発学・ジェンダーの修士号を持つスペシャリスト。ロンドン大学の法学部を卒業した経歴を持つ。ジェンダーおよび持続性のある開発学に関心をもち、コミュニティベースのジェンダー教育、擁護、知識の懸け橋に主軸をおく。
マレーシア、サラワク
今回海外で単独でドキュメンタリーを制作するのは初めてだった。私はフィリピン出身のため、話す言葉は違ったが、部族の一員として私を受け入れてくれたように、私も共に暮らした人々について理解した。私は通訳を通して話を聞くと、彼らは心の内をとうとうと語り、私は彼らの怒りと苛立ちを感じた。このような素晴らしい人々に話す機会を与えることは光栄である。彼らの声を増幅し、それに当然の権利を与え、彼らの話を世界中で共有することができれば幸いである。

Mother & Son / Thwe Myo Nyunt

1988年、ミャンマーの民主化運動に参加した息子をもつ1人の母親。より開かれた社会のために闘い、彼らがはらった様々な犠牲を思い出す。彼女の体験は、ミャンマーの多くの家族の苦悩を反映するとともに、政治活動が犠牲を伴うものだということを私たちに知らしめる。
監督: Thwe Myo Nyunt
父親は出版者、母親は成功した作家というヤンゴンの文学一家に生まれる。ヤンゴン大学で物理学を学んだ後、家族の伝統に従い、ジャーナリストとして働きはじめ、ヤンゴンの週刊誌「The People's Age」の編集者として、社会および市民社会の問題について多く執筆する。2012年にヤンゴン映画学校の脚本家コースに加わり、後にドキュメンタリー制作をはじめる。監督としての最初の作品は「Mother & Son」である。



編集: Zaw Win Htwe
編集者としてのキャリアは、2000年に「Natural Video Group」で始まり、2000年から2009年にかけて、約15本の主要映画と約80本の映像編集に携わる。2009年ヤンゴン映画学校に入学。海外の講師陣からドキュメンタリー映画制作と編集を学び、編集としてヤンゴン映画学校の映画制作を行う。それ以降様々な映画製作者と協力し、ドキュメンタリーとフィクションの両方を手掛ける。
ミャンマー、ヤンゴン
ミャンマーは約50年間、軍の支配下にあった。国民は民主主義のシステムに変えようと努力し、政府に抗議した。ミャンマーには記憶に残る暴動が88ある。多くの学生が亡くなり、逮捕された。政治犯の家族は非常に多くの困難に直面し、彼らと接触することを恐れる人々もいる。彼らは親戚や周囲の人々から遠ざかろうとする。彼らの両親は特別に暴動に関わることはなかったが、両親、中でも特に母親の強い気持ちは大きな支えとなり、ミャンマーの民主化に非常に重要な役割を果たした。そのため、この映画は、政治犯の全ての母親を代表している。

60 Days / Htut Ye Kyaw, Sett Paing Aung, Pyay Maw Thein

ミャンマーの教育改革法案をめぐる学生対政府の対立のさなか、60日間の休戦期間が2014年11月17日に提示された。ミャンマーの教育の歴史において、教育改革にむけて重要な一歩となったこの運動に関わった学生たちのインタビューを含みながら探求した作品。
監督: Htut Ye Kyaw
1990年生まれ ミャンマーのパコック出身。2015年にパコック大学を卒業。2015年にThe Human Rights Human Dignity International Film Festival(国際人権映画祭)にて「60日」が選出され上映される。また同作品は2015年にタイのチェンマイ、チェンマイ大学にて行われたミャンマーに関する会議でも上映される。

監督: Sett Paing Aung
1991年生まれ ミャンマーのモン州、ビーリン郡出身。2012年にモーラミャイン大学の法学部を卒業。学士号取得後に法律家となる。2015年にThe Human Dignity Film Instituteにて映画制作を学ぶ。詩人・作家・映画制作者として活躍中。




監督: Pyay Maw Thein
ミャンマー、マンダレー・ヤンゴン

Vein/ Htet Aung San, Phyo Zayar Kyaw, KO JET

採掘所を舞台に、ヒスイの採掘を行う労働者が直面する危険に焦点を当て、ミャンマーのあまり語られることのない現実を描く。
監督: Htet Aung San
1993年生まれ。ミャンマーのヤンゴン出身。2014年ダゴン大学を卒業。2015年にThe Human Dignity Film Instituteにて映画制作を学ぶ。2016年にミャンマーのヤンゴンで開催されたthe Human Rights Human Dignity International Film Festival(国際人権映画祭)にて「鉱脈」が選出され2つの賞を受賞した。

監督: KO JET
1990年生まれ。ミャンマーのマンダレー出身。2012年にマンダレーの国立文化芸術大学を卒業。2015年にThe Human Dignity Film Instituteにて映画制作を学ぶ。




監督: Phyo Zayar Kyaw
ミャンマー、カチン州、パーカン

VDP2016

上映会の様子

  • 京都上映会

    2016年12月15日(木) 京都大学東南アジア研究所 大会議室

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  • 京都上映会

    2016年12月15日(木) 京都大学東南アジア研究所 大会議室

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  • 京都上映会

    2016年12月15日(木) 京都大学東南アジア研究所 大会議室

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  • 京都上映会

    2016年12月15日(木) 京都大学東南アジア研究所 大会議室

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  • 京都上映会

    2016年12月15日(木) 京都大学東南アジア研究所 大会議室

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  • 京都上映会

    2016年12月15日(木) 京都大学東南アジア研究所 大会議室

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  • 京都上映会

    2016年12月15日(木) 京都大学東南アジア研究所 大会議室

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    2016年12月15日(木) 京都大学東南アジア研究所 大会議室

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    2016年12月15日(木) 京都大学東南アジア研究所 大会議室

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    2016年12月15日(木) 京都大学東南アジア研究所 大会議室

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  • 京都上映会

    2016年12月15日(木) 京都大学東南アジア研究所 大会議室

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  • 京都上映会

    2016年12月15日(木) 京都大学東南アジア研究所 大会議室

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  • 京都上映会

    2016年12月15日(木) 京都大学東南アジア研究所 大会議室

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    2016年12月15日(木) 京都大学東南アジア研究所 大会議室

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  • 京都上映会

    2016年12月15日(木) 京都大学東南アジア研究所 大会議室

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    2016年12月15日(木) 京都大学東南アジア研究所 大会議室

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  • 京都上映会

    2016年12月15日(木) 京都大学東南アジア研究所 大会議室

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  • 京都上映会

    2016年12月15日(木) 上映会前のランチ会

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Documentaries line-up 2015 
越境する東南アジア - Human Flows -

2015Thailand

Michael's / 2人のマイケル
Director:Kunnawut Boonreak


2015Vietnam

Dedicated to Grandpa Dieu / ジウおじいちゃんへ捧ぐ
Director:Hien Anh Nguyen

2015Malaysia

Fragile / 儚さ
Director:Bebbra Mailin



2015 Myanmar

My Leg / 私の足
Director:Khon Soe Moe Aung


2015Myanmar

A Political Life / 我が政治人生
Director:Soe Akhar Htun


Documentaries line-up 2014 
東南アジアにおける人と自然 - People and Nature in Southeast Asia -

2014Thailand

Echoes from the hill / 山に響くこだま
Director:Jirudikal Prasonchoom / Pasit Tandaechanurat

2014Vietnam

The Silence of the Summer / 沈黙の夏
Director:Mai Dinh Khoi



2014Thailand

My Grandpa’s Route has been forever blocked / おじいちゃんの水路は永遠にふさがれた
Director:Supaparinya Sutthirat

2014Myanmar

More than a Tree / 命を守るマングローブ
Director:Philipp Danao/ Khin Myanmar


2014Indonesia

The Last Generation / 最後の世代
Director:Darang Melati Z / Riza Andrian


Documentaries line-up 2013 
東南アジアにおける多元共生 -Plural Co-existence in Southeast Asia-

2013Cambodia

Lives under the red light
Director:Hem Vanna

2013Thailand

Consider
Director:Panu Saeng-Xuto

2013Thailand

The Burmese in Thailand
Director:Kantayalongote Suree

2013Vietnam

On the Streets
Director:Mycuoung Le

2013Philippines

Pamana
Director:Giselle Joyce Nadine de la Peña

Documentaries line-up 2012 
“Care”in Southeast Asia: Every Day and into the Future

2012Vietnam

For Rainy Day
Director:Nguyen Anh Phong VY


2012Thailand

Ageing Bangkok
Director:Yanin Pongsuwan


2012Philippines

Caring for the Cradle: Mangyans and Maternal Health
Director:Jewel Ranier Ocampo

2012Myanmar

Glass Man
Director:Zay Yar Aung

2012Myanmar

The Clinic
Director:Aung Min

募集要項

VDP2016の募集は終了しました。

<応募資格>
 ・東南アジアないし日本国籍を持つ監督の作品であること。
 ・上映時間が30分以内であること。


<応募方法>
本サイトのオンラインフォームよりお申し込みください。
 http://www-archive.cseas.kyoto-u.ac.jp/sea-sh/vdp2016/#online

(1) 作品のメディア形式 YoutubeまたはVimeoに映像を投稿し、そのURLを記載ください。パスワードで保護されている場合は、パスワードを記載ください。
動画サイズ:1920×1080、ファイル形式:MPEG、フレームレート:23.98 を推奨します。
(2) 要旨(200字以内)をワードまたはPDFの文書形式で添付下さい。
(3) 監督の履歴書をワードまたはPDFの文書形式で添付下さい。
(4) 英語以外の言語で作成された作品には、英語字幕をつけること。
   動画ファイルに字幕を埋め込んでください。
   作品内における翻訳や英語字幕の作成は応募者の責任で行ってください。
   作品が選出された際には、字幕情報をテキストデータでも用意していただくことになります。


<選考方法>
 ・当プロジェクトの関係者及び審査員からなる選考委員会により入選作品5作品を決定いたします。


<選考結果>
 ・選考結果は2016年9月中旬までに電子メールにて通知します。
 ・選出した5作品を京都及び東京の上映会で上映いたします。
 ・選出した5作品の監督を、京都および東京の上映会に招待いたします。
  (渡航費と滞在費は当プロジェクトが負担いたします。)
 ・選出作品は当プロジェクトWEBサイトにて公開します。


<注意事項>
応募に関しては以下の注意事項をよくお読み下さい。
全ての応募者は、下記の規約を完全に理解し了承したとみなされます。

 ・作品は本プロジェクトの趣旨に沿うものであること。
 ・作品内に登場する人物等の撮影許可を得ているものであること。
 ・作品は応募者本人に著作権が帰属し、人権及び著作権保持者を侵害しないこと。
 ・作品で使用される音楽は著作権フリー又は著作権保持者の事前許可を得たものであること。
 ・漫画・文学・テレビ或いは映画の一部使用については、著作権保持者の事前許可を得たものであること。
 ・上映が決定した選出作品は、オリジナル言語版で且つ英語字幕および日本語字幕の素材で上映されます。
  言語が英語の場合は日本語字幕のみ、日本語の場合は英語字幕のみの字幕上映となります。
 ・上映が決定した選出作品は、インターネット上で公開されます。
 ・上映が決定した選出作品は、当研究所のホームページ等でアーカイブされます。
  ただし、作品の著作権は応募者が持つものとします。
 ・当プロジェクトは作品制作にかかる費用は一切負担しません。
 ・応募にあたりいただいた個人情報は、応募作品の問い合わせ、選考結果、上映会や関連イベントの案内送付に利用し、それ以外の目的で無断に使用することはありません。
 ・選考過程・選考基準については一切お答えできません。


問い合わせ先
E-mail: vdp[@]cseas.kyoto-u.ac.jp