加藤 裕美(かとう ゆみ)

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所属部門:社会文化相関研究部門

職  名:連携助教

専門分野:文化人類学、生業変容、エスニックマイノリティ

E-Mail:kato[at]cseas.kyoto-u.ac.jp

個人WEBページhttp://researchmap.jp/read0132728/


研究関心:

  1. ボルネオにおけエスニックマイノリティと民族間関係
  2. 東南アジアの狩猟採集民と動物の関係
  3. 熱帯アジアにおけるプランテーションの拡大と地域住民の生計戦略

研究概要:

    サゴヤシでんぷんの採集を行う人々。ボルネオ島内陸部ではサゴヤシは重要な主食であった。現在でも時おり森の中に入っていき、良いサゴヤシを見つけては採集を行なっている。

    サゴヤシでんぷんの採集を行う人々。ボルネオ島内陸部ではサゴヤシは重要な主食であった。現在でも時おり森の中に入っていき、良いサゴヤシを見つけては採集を行なっている。

    これまで、マレーシアのボルネオ島を中心に森林開発がもたらす定住した狩猟採集民への影響について研究してきた。マレーシアの島嶼部では1970年代後半より商業伐採が行われてきた。これまでの研究ではグローバルな森林開発や市場経済化のなかで、従来狩猟採集をしてきた人々が森のなかでおこなってきた生業活動や社会関係、生活圏をどのように持続、または変化させて対応しているのかを扱ってきた。特に人々の野生植物や動物の利用、またそれをもとにした経済活動の現在的な意義について着目してきた。熱帯アジアでは現在、アブラヤシのプランテーション栽培が拡大している。今後はプランテーション経済がもたらす、人々の生業活動への影響が懸念されている。
    現在は、自然林、択伐林、アブラヤシ・プランテーション、アカシア・プランテーションなどの異なる自然環境下に暮らす複数の民族を対象に、経済活動や野生動植物利用を比較検討をしている。

主な業績 :

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