矢嶋 吉司 (やじま きちじ)

所属部門:地域研究情報ネットワーク部

職  名:研究員

専門分野

E-Mail:yajima[at]cseas.kyoto-u.ac.jp

個人WEBページ


研究関心:

  1. 伝統文化・地域の固有性の次世代への継承と集落民俗文化資料館の役割
  2. 住民・研究者・行政の協働による地域社会開発
  3. 新しい手法の探求と実践型地域研究

研究概要:

    アジアの農村には地域に根ざした個性豊かな文化がある。しかし、経済発展に偏った近代化による既存の農村開発はこの個性を否定してきた。世代を超えて受け継がれてきた文化や歴史を安易に否定したことが、「村に暮らす誇りや生きがい」を奪い、人々の精神的な結束を弱めてきた。そして、現在、農村の高齢化や過疎化が進み、地域社会は崩壊の危機的状況となっている。本研究は、経済発展により進められてきた既存の農村開発に対し、個性豊かな伝統文化や歴史を重視する新しい「農村発展モデル」を実践型地域研究の方法論を使って日本及びラオスなどアジアの農村において実証することを目指している。それに加え、実践型地域研究が農村開発という実践的課題に充分対応しうる学問的手法であることを示すのが本研究の目的である。

研究プロジェクト :

研究プロジェクト名
[助成機関]
研究代表者 期間
伝統文化・歴史を重視するアジア農村発展モデル提唱をめざす実践型地域研究
基盤研究(B)
矢嶋 吉司 2013 - 2015
研究概要
アジアの農村には地域に根ざした個性豊かな文化がある。しかし、経済発展に偏った近代化による既存の農村開発はこの個性を否定してきた。世代を超えて受け継がれてきた文化や歴史を安易に否定したことが、「村に暮らす誇りや生きがい」を奪い、人々の精神的な結束を弱めてきた。その結果、農村の高齢化や過疎化が進み、農村社会は崩壊の危機的状況となっている。本研究は、経済発展による農村開発に対し、個性豊かな文化や歴史を重 [ Read More ]
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