本研究所はアジアにおける東南アジア研究コンソーシアム(SEASIA: The Consortium for Southeast Asian Studies in Asia)の創設機関のひとつとして、13の研究機関とともにアジア地域における東南アジア地域研究のいっそうの発展のために学術交流・協力を推進しています。
SEASIAの主要な活動のひとつは、加盟機関がホストを務める隔年開催の国際会議です。成功裡に終わった第1回(2015年、京都)、第2回(2017年、バンコク)に続き、第3回SEASIA国際会議は2019年12月5-7日、アカデミア・シニカ(台北)にて、「変化と抵抗」をテーマに開催されました。来賓として中華民国(台湾)陳建仁副総統の参加を得ました。
SEASIA 2019 名誉講演
今回の会議では、東南アジアをはじめ30以上の国から390の参加登録があり、290を超えるペーパー・プレゼンテーションが行なわれました。この会議はSEASIA事務局を務める本研究所を含むSEASIA国際会議委員会によって組織されたものです。本研究所のジュリウス・バウチスタ准教授は同委員会委員長を務め、アンドレイ・ダマレド研究員および近藤素子事務補佐員(国際交流担当)がこれを補佐しました。
2019年12月4日にはアカデミア・シニカ社会学研究所においてSEASIA理事会の隔年会合も開催されました。本研究所からは速水洋子所長、ジュリウス・バウチスタ准教授、アンドレイ・ダマレド研究員がこれに出席しました。同会合において、本研究所はSEASIA執行委員会メンバーに任命され、執行委員会は本研究所を共同事務局とすることを決定しました。さらに、本研究所はSEASIA国際会議委員会およびネットワーク・アウトリーチ委員会にも再任されました。これにより本研究所は今後も引き続きSEASIAの継続的な運営と拡充に積極的な役割を果たしていくこととなります。
SEASIA 運営委員会